「怒首領蜂が失敗したら業界から去ろうと思った」 IKDさんケイブで弾幕を作り続けた15年


アルカディア2010年3月号でケイブ15周年特集をやっています。




 数々のシューティングメーカーの社長やわっしょい!の人たちからコメントも寄せられた8ページにもわたるケイブ大特集、その実態はケイブシューティングの仕掛け人といえファンにも絶大な支持のあるIKDさんのロングインタビューで占められていてほとんどIKDさん特集となっています。



 IKDさんが最も印象に残っている作品はやっぱり「怒首領蜂」だそうで。現在よりもアーケードゲームが元気で、制作期間も余裕があり、調整もトコトンやれたので自分の作りたいものが作れたゲームなんだとか。

 IKDさん自身が絶対面白いと感じつつも、当時あんなに弾を出しているゲームはなかったため、市場に受け入れられるか不安もあり、もし失敗したら自分は感覚がズレているのでゲーム作りを辞めて業界から去ろう、とさえ思っていたそうです。

 その後のケイブシューティングの発展を見て、もし怒首領蜂が妥協してもっと弾幕を抑えていたものになっていたら、もし市場に受け入れられなかったらと考えるとちょっと恐ろしくなってきました。


 ケイブシューティング独特のバランスや世界観についてや弾幕シューティングのフォーマット誕生について、一貫して面白さを追求していくIKDさんの挑戦や思想が語られていて読み応えは十分。「しぬがよい」とか火蜂のバリアの話にも触れられています。他には15年もの間に出されたケイブシューティングの1つ1つについてIKDさんの「ちょっと裏話」も載っていて、アルカディアのシューティングの記事ではかなり充実した内容に仕上がっていると思いますので、まだの人はチェックしてみることをオススメします。
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