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レビュー:Zaxxon Escape あのZaxxonが『Temple Run』チックになって帰還!

Zaxxon Escape (Ver1.0) 85円 + iPhone/iPadの両方に対応
課金:ゲーム内通貨(プレイで入手可)購入
開発:SEGA
評価:2.0(良くはない)
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グラフィックはなかなか良い。
360度ぐるぐるまわす操作が面倒。特にiPadでは無理。
一部のアイテムの存在価値がわからない。
『Zaxxon』は1982年に発売されたクォータービューの懐かしのシューティングゲームだ。
AppStoreの煽り文句もノリノリ。
伝説級アーケードゲーム「ザクソン」が30年の時を経て21世紀に蘇った!
当時、ゲームセンター、デパートの屋上で胸をアツくした、あのザクソンだ!
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はい、真っ赤な大嘘。

後ろについている説明文を冷静に読むとわかるのだが「障害物を避けるRUN系ゲーム亜種」だ。
iPhone本体を傾けると戦闘機もあわせて傾き、障害物を避けていく。
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行き止まりには矢印マークがあり、フリックでターンを行う。
はっきり言って戦闘機版の『Temple Run』である。
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戦闘機ということで、赤い枠をタッチすることでミサイルを発射してアイテムを取ったり、シャッターを開けたりする要素もある。
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しかし、このゲームが『Temple Run』のようには面白くない。
まずキツイのは、きっちりプレイしようとするとiPhoneをグルグルと360度回す必要があること。
これがかなりやりづらい。
特に iPad での操作は考えていないといってもいいレベル。きつすぎる。
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▲一応反転中なので数字が反対。

また、道中に落ちているお金を払ってアップグレードアイテムなどを買うこともできるが、これも少しおかしい。
得点アップやアイテム効果を上げるものはいいが、スタートダッシュをする【Light speed】は高額にも関わらず戦闘機の速度が早くなるだけ。
買ったら死ぬ。
Weapon System】はより多くのミサイルを発射できるようになるが、購入すると複数発のミサイルを打ち込まないと破れないシャッターが出現する(初期状態は1発で壊せるシャッターしか出ない)ので逆に難易度が上がってしまう。
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宇宙空間や基地内部のグラフィックはなかなか良く、【AUTO-PILOT】などのアイテムを取るとスピード感もそこそこあるが、演出が弱く迫力に乏しいので飛んでいる爽快感のようなものはなく、緊迫感にも欠ける。
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『Zaxxon』である意味もなく、ラン系ゲームとしてもいまいち。
残念ながらおすすめはできない。

Zaxxon Escapeのダウンロード(itunes)