【Xbox One Xでゲームする01】草薙京と八神庵が空を飛ぶ『KOF SKY STAGE』を遊んでみた

Xbox One Xが愛おしすぎてたまらない浅葉です。いやね、ここ最近のXbox Oneはまじで使いやすくなったんですよ。UIも改善されましたし、後方互換のソフトも増えてきました。グラフィックは綺麗になってるわ、写真は取れるわ、昔のゲームにバフをかけてくれる神ハードと化してきました。
昨晩は、『パンツァードラグーン オルタ』の後方互換が配信されるとてつもなく嬉しい夜ということで、Xboxのストアとにらめっこする時間を過ごしていたのですが、その中でふと見つけた『KOF SKY STAGE』が存外素敵なゲームだったので、まずはこちらから記事にしておきたいと思います。(『パンツァードラグーン オルタ』の話は長くなるんだ。)

△京サマ空を飛ぶ!

『KOF SKY STAGE』が、アーケード用シューティングゲームとして世に登場したのは2010年。近年の『雷電』シリーズを手がけるMOSS社が、SNKの『ザ・キング・オブ・ファイターズ』を原作に作ったシューティングということで、空を飛ぶ草薙京や八神庵に度肝を抜かれた人も多いはず。『KOF』のキャラクターや世界観が大好きなので、アーケード稼働当時も気になって何度かプレイした作品だったのですが、残念ながらその時は、あまり熱心に遊ぶということはありませんでした。なぜなら本作は、シューティングゲームに疎いおれからすると、ウルトラ難しい作品であり、凄まじい弾幕に圧倒され、とりあえず連コインで好きなキャラクターのエンディングを見るだけに止まりました。

△選択できるキャラクターは京、庵、テリー、クーラ、アテナ、舞。キャラクター別の動作の個性はかなりのもの。

そんな難しすぎて投げ出した作品が、1000円でいくらでも遊べるということで、数時間ガチャガチャやってみたのですが、本作の『KOF』っぷりはなかなかのもので、キャラクターの特殊攻撃に当たる「必殺技」は、格闘ゲームのものをうまくアレンジし、シューティングという文法の中に落とし込んでいるのがわかります。ステージ間に語られるストーリーや、エンディングも、本作ならではのオリジナル要素があり、ファンとしてはたまりません。昨晩は、無限のコンティニューを活かして、全てのキャラクターのエンディングを観ることができました。(筆者は『KOF』は下手の横好き的に長く遊んでいたりするのですが、一番好きなのは本作の「物語」なのです。その昔、攻略本に収録されていたチームストーリーを何度も読んだりしたものです。一時は八神庵が好きすぎて足がつながったボンテージパンツを履いてみたりしていた痛々しい過去もフラッシュバックするぜ!)

△エンディングで慎吾に「人間が空を飛ぶわけねえだろ!」と力強く宣言する草薙さん。

△ステージの奥に待ち受けるボスは、凶悪な弾幕でプレイヤーを攻撃してきます。その弾幕の中に、どことなく「らしさ」が残っているのも嬉しいところ。ゲーニッツは空を飛べそうですね。

当時は全く遊ぶことのなかった「対戦」モードにも触れてみました。このモードは、相手よりも早く「ジャッジメントゲージ」を溜めた側が勝利となります。ジャッジメントゲージは、敵を迎撃したり、アイテムを入手したりすることで増加するので、つまりはもりもり敵を倒せばいいという仕組みなのですが、そこに「対戦相手への必殺技による攻撃」というほどよいスパイスが用意されています。対戦モードでは、通常のショットでは対戦相手になんの影響も与えることはできませんが、「溜め」によって発動できる必殺技は、相手を大きくノックバックさせ、一定時間ダウンを奪うという効果が付与されます。

△必殺技は「ガード」で防ぐことが可能。ガードに成功すると、必殺技を放った相手を一定時間行動不能にできます。

対戦モードは、必殺技をどのタイミングで放つか、必殺技をどうさばくかという読み合いがユニークで楽しいです。シューティングの対戦モノというと、ネオジオでは画面分割形式で遊ぶ『ティンクルスタースプライツ』が有名ですが、本作は同一画面上で相手の邪魔ができるようになっています。対戦ということで、性能差、強弱の差が際立つコンテンツになってそうな予感ですが、是非これは近々誰かと対戦してみたい!そういえばナカジマさんはシューティングが下手だった気がする。

△必殺技の中には、敵の玉を受け止めたり、消してくれるものも。

ちなみに本作は、シューティングゲーム愛好家の間では、賛否の大きく分かれる作品らしいです。シューティングのうまい人に話を聞いたところ「シューティングやらない人には難しいし、シューティングやってる人でもわからん殺しを受けやすいから苦手な人も多いかも。おれはハチャメチャ感が好きだけどね」とのこと。おれにとってシューティングはほぼほぼ未知なジャンルなので、こういう話を聞くのはとても楽しいものですね。シューティングとしては、おれのプレイできるレベルを超えていて、評価とかレビューとかできる立場にない作品だなということを思い知りつつも、『KOF』らしさを感じた部分には、素直に面白いと感じました。やっぱね、京とか庵が空を飛んでるだけで面白いし、それがネタになってたりするから、クスリと笑わされてしまうのです。

△遊びは終わりだ!の声とともに繰り出される「ボム」(八稚女)。ファンにはたまらない演出でござる。

そんなわけで、家庭用の『KOF SKY STAGE』は、リーズナブルに贅沢なゲーム体験をさせてもらいました。ゲームセンターで遊ぶシューティングゲームと違って、うちのモニターはやや画面が小さいから、ちょっと上達したらゲームセンターでもやってみたいなあと今更思ったり。自分が今までにワンコインでクリアーできたシューティングゲームって、本当に数えるほどしかなくて、しかもそれも下手なりにかなり練習したものだったので、本作がそこそこに遊べるようになるにはとてつもない時間がかかりそうですが。さらに、なんでも本作には、ステージ中に登場する「手紙」を全部集めてノーコンティニューで進めると、2周目に突入し、オメガルガールと戦えるらしいのですが、これとかもう俺絶対無理なので、誰か有識者の方がいたらプレイを見たすぎる!どなたかよろしくお願いいたします。

△ノーマルルガールですらウルトラ格好いいので、一度でいいからオメガ・ルガールを見てみたい!

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浅葉 たいが

浅葉 たいが

ゴジライン代表。ゲーム、アニメグッズのコレクター。格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛する。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊ぶ社壊人。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。バンダイナムコエンターテインメント信者かつ、トライエース至上主義者。スマートフォン版『ストリートファイター4』日本チャンプという胡散臭い経歴を持つ。

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