元「ラブデリック」スタッフがSteam/Nintendo Switch向けにシューティング『BLACK BIRD』を発表。キュートなドット絵で不吉な鳥を描く

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インディースタジオOnion Gamesは本日5月2日、『BLACK BIRD』を正式発表した。対応プラットフォームはSteam(PC/Mac)とNintendo Switchで、今夏の発売を予定しているという。Onion Gamesは5月12日(土)・13日(日)に京都で開催される「Bitsummit vol.6」にて、『BLACK BIRD』の最新版をプレイアブル出展し、「BLACK BIRD 2018年体験版DLカード」を100円で頒布するとのこと。

『BLACK BIRD』は“循環型シューティング”ゲームだ。ゲームについての詳細はまだ明かされておらず、「幸せの鳥さんが生まれたよ」「みんなの命を食べにくるよ」という不吉な文言が記された、孵化しかかっている卵のイメージイラストと、ゲームプレイ画面と思わしきスクリーンショットのみが公開されている。スクリーンショットではセピア色の世界を背景に、黄色のクチバシを持つ黒い鳥らしき生物が映し出されている。プレイヤーはこの鳥らしき生物を操作することになるのだろうか。鳥に向かって攻撃を仕掛けるキュートなキャラクターの姿も確認できる。一部の建物は燃えているが、この鳥がもたらした災害なのだろうか。

Onion Gamesは、木村祥朗氏を中心に設立されたインディースタジオだ。『勇者ヤマダくん』や『Million Onion Hotel』といったモバイル向けの作品をリリースし、根強いファンを抱えている。本作のディレクターを担当する木村祥朗氏、ピクセルアートを手がける倉島一幸氏、サウンドの谷口博史氏は、かつてラブデリックに所属しPS向け『moon』を手がけてきたスタッフだ。レベルデザイナーの池田トム氏も、長年木村祥朗氏と共に多岐にわたる作品に携わってきたベテランクリエイター。『勇者ヤマダくん』や『Million Onion Hotel』は、やや“黒い”な要素もありながら、キュートな雰囲気の作品に仕上げられた独自の魅力を持つ作品であった。

一方『BLACK BIRD』はビジュアルの面では、倉島一幸氏のキュートなピクセルアートが依然として目を引くが、燃え上がる建物を代表にやや暗い雰囲気を感じさせる。2016年7月のBitsummit4thで発表し、開発の一時停止を経てふたたび発表された本作の世界観や設定が気になるところだ。これまでモバイル向け作品をリリースしてきたOnion Gamesが、Steam/Nintendo Switch向けにリリースするという点も注目に値する。一癖も二癖もある作品をリリースし、支持を獲得してきたベテランたちが放つ、新たなシューティングゲームに期待したい。

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