「どこいつ」開発者の最新作は「少女」がテーマの弾丸アクション

　「どこでもいっしょ」などの開発で知られるビサイドが、東京ゲームショウ 2018にて新作アクションシューティング「バレットブレイク」をプレイアブル出展している。

　「バレットブレイク」は、弾丸（バレット）となった少女たちを操作して、「ゲーム世界のバグ」を倒していくアクションシューティングゲーム。敵は奥から手前に向かってゆっくり迫り、プレーヤーの陣地まで到達するとゲームオーバー。そうなる前に少女たちをパチンコの要領で引っ張って打ち出し、敵にぶつけて倒してステージをクリアしていく。

　ジャンルとしてはいわゆる「ひっぱりアクション」に分類することができるが、本作の特徴はキャラクターをどんどん撃ち出していける点にある。また撃ち出した少女は1度フィールド上に留まって、他の少女がぶつかることで周囲にさらに攻撃を繰り出す。

操作そのものは「ひっぱりアクション」に近い。フィールド上に残った味方にぶつけることで、敵にダメージを重ねられる

　つまり少女を打ち出せば打ち出すほど、攻撃が重なって敵に大ダメージを与えていける。あまり難しいことを考えず、とにかく弾を撃ちまくって敵を倒せるので戦闘がかなり爽快だ。

　加えて、弾の動きも面白い。通常、少女を撃ち出すと敵を貫通していくのだが、バンパーのように攻撃を弾く敵もいる。そうした敵に上手く少女をぶつけると、敵と壁の間を少女がカカカカン！ と連続で当たり、ピンボールのような楽しさを感じられる。ガンマンのような連続銃撃の爽快さと、弾が行き交うピンボールの面白さが融合したようなプレイ感と言えるだろう。

敵の種類は様々。ぶつけて反応を見てみるのも楽しみの1つ

　また敵と少女たちには赤、青、黄色の属性があって、同じ色の敵にはより多くのダメージを与えられる。ステージの特徴に合わせて、どの少女を使っていくかを考えるのも重要な攻略要素のようだ。

　さらに面白いのは、少女ごとに「天然」、「読書家」、「ロマンチスト」など細かい設定が与えられていること。これは「データ特性」と呼ばれているもので、味方だけでなくステージ最後に登場するボス敵の少女にも用意されている。

　この「データ特性」は各少女のキャラクター性がわかるほか、「『食いしんぼう』の味方に攻撃力＋20％」、「『巨乳』の敵に攻撃力＋100％」など、バトルのステータスにも影響を与える。特にボスは見た目からなんとなく特性がわかったりするので、「この子はたぶん『巨乳』の特性が付いているから、この子を連れて行こう」などと予想しながらパーティー編成するのがおすすめだそうだ。

各少女に細かく与えられた特性と、ピンポイントで効果を発揮するアビリティ。特性とアビリティから少女の性格も想像できるところが秀逸

　本作はビサイドの設立20周年記念アプリとして開発中で、基本無料、アイテム課金制で2019年に配信予定となっている。バトルの楽しさと少女の細かい設定の両面で楽しめる本作を、今からチェックしてみてはいかがだろうか。

画面左上の黄色いゲージを溜めていけば、必殺技も発動できる。技によっては敵に大ダメージを与えられるのでとても心強い