縦スクロール対戦STG『ライバル・メガガン』11月30日発売。巨大ボスに変形し相手を打ち負かせ


カナダの開発スタジオSpacewave Softwareにより開発され、デジカから販売される対戦シューティング『ライバル・メガガン』が11月30日(日本時間)に発売される。対応プラットフォームはPC(Steam)、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchで、価格は1480円となっている。

本作は対戦シューティングというジャンルではあるが、直接相手と弾を打ち合うわけではない。普通の縦スクロールシューティングを同時にプレイしながら、間接的に相手に攻撃を仕掛けていくという対戦形式になっている。先に全ての自機を失った側が敗北するというルールなので、相手よりもより長く生存することを目指すことになる。敵を倒し、コンボを繋ぐことによってメーターが上昇していき、これを消費することによって相手の画面に追加の敵を発生させたり、直接相手を攻撃するチャージショットを打ったりすることができる。相手の攻撃をかいくぐりながら、いかに効率的に敵を殲滅し、より強力な攻撃を仕掛けられるかが対戦のカギとなるだろう。

この独特な対戦システムは、ADKによって1996年に発売された対戦シューティング『ティンクルスタースプライツ』(以下、TSS)からの影響を強く受けていると思われる。二分割された画面構成を見ただけでピンとくる方も多いだろう。しかし、ファンシーな雰囲気を持つ『TSS』に対し、本作はゴリゴリのスチームパンク的世界観が持ち味だ。宇宙空間を舞台に、ヒロイックな自機が緻密なドット絵で表現されたメカやガンシップを倒しまくる様子がトレイラーでも確認できる。また、敵をうまく連爆させることでより強力な攻撃を仕掛けられるという、パズルゲームのような要素を併せ持つ『TSS』と比べ、本作は敵を倒し、弾を避けるという弾幕シューティングとしてのシンプルな面白さも意識しているとのこと(Siliconera)。

そして本作の最大の特徴が、メーターを最大まで貯めることによって、自機を大型ボスシップ、通称「メガガン」に変形させられることだ。メガガンはいわばこのゲームにおける「ボス」。『TSS』にもボスキャラクターは存在しているが、あくまで敵の画面へ送り込む「強力なお邪魔キャラ」だった。それに対し、本作でメガガンを操作するのはプレイヤー自身。強大な「ボス」となって相手のフィールドに侵入し、普段は避けるばかりの多種多様な弾幕を自らお見舞いしてやることができるのである。メガガンには選択したパイロットに合わせてさまざまな機体が揃っており、ビジュアルや弾幕性能も個性的。加えて、装備のアンロックや自機のカスタマイズ要素も用意してあるそうだ。

本作にはローカル/オンラインでの対戦モードと、CPUと戦う1人用のアーケードモードが用意されている。開発はSpacewave SoftwareのJustin Rempel氏個人によって開発されているとのこと。『ライバル・メガガン』は、11月30日に発売予定だ。