いま読まれている記事

『パンツァードラグーン』と『ツヴァイ』がリメイク決定!セガサターンの名作3Dシューティングが改善されたグラフィックと操作性で蘇る

article-thumbnail-181211

【更新 2018/12/12 9:32】 セガは電ファミニコゲーマーの問い合わせに対し、「株式会社セガホールディングスが、Forever Entertainment社に対して『パンツァードラグーン』と『パンツァードラグーン ツヴァイ』リメイクにあたっての開発・販売権のライセンスを行ったとの報道は事実です。タイトルの詳細情報については今後Forever Entertainment社より公開予定です。」と返答している。

【原文 2018/12/11 07:57】 ポーランドのForever Entertainmentは、日本のセガと提携し『パンツァードラグーン』と『パンツァードラグーン ツヴァイ』のリメイクを行うことを発表した。『Panzer Dragoon: Remake』は2019年内の発売を目指す。同作と『Panzer Dragoon II Zwei: Remake』の価格、プラットフォームなどは未定となっている。

 ポーランドのゲームメディアGraczpospolita.plによれば、開発はForever Entertainmentの傘下MegaPixel Studioが担当する。単純な移植にはならず、グラフィックやコントロールなどを現代のトレンドに合ったものに調整するという。

 ゲームの内容やスクリーンショット、動画などの資料は今後数ヶ月以内に発表される予定だ。

『パンツァードラグーン』と『ツヴァイ』がリメイク決定!セガサターンの名作3Dシューティングが改善されたグラフィックと操作性で蘇る_001
※画像はセガエイジス2500版
(画像はセガエイジス2500 Vol.27 『パンツァードラグーン』公式サイトより)

 『パンツァードラグーン』はセガが1995年にセガサターンでリリースした3Dシューティングゲームだ。以降、『パンツァードラグーン』シリーズとして『パンツァードラグーン ツヴァイ』や、RPGとなった『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』といった作品がリリースされている。

 今回リメイクが発表された『パンツァードラグーン』と『パンツァードラグーン ツヴァイ』では、プレイヤーはドラゴンライダーの青年としてドラゴンに乗り、世界を守るために古代文明が生み出した生物兵器や敵性ドラゴンと戦う。ジャンルを「ドラマティックシューティング」と銘打っており、奥深い世界観や物語を重視したゲーム性が特徴だ。

『パンツァードラグーン』と『ツヴァイ』がリメイク決定!セガサターンの名作3Dシューティングが改善されたグラフィックと操作性で蘇る_002
※画像はセガエイジス2500版
(画像はセガエイジス2500 Vol.27 『パンツァードラグーン』公式サイトより)

 基本は奥へスクロールしていくシューティングゲームだが、視点を前後左右に向けることができ、敵は360度全方位から襲いかかってくる。直線的に飛んでいく通常ショットだけでなく、敵をまとめてロックオンできるレーザーも駆使して敵と戦う。

 『パンツァードラグーン ツヴァイ』はさらにパワーアップし、マップの分岐やドラゴンの成長要素、画面内の敵をまとめて倒す「バーサク」も追加された。

 2018年は『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』が20周年を迎え、シリーズのサウンドトラックがデジタル配信され、『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』のサウンドトラックはアナログレコード版も発売された。

『パンツァードラグーン』と『ツヴァイ』がリメイク決定!セガサターンの名作3Dシューティングが改善されたグラフィックと操作性で蘇る_003
※画像はセガエイジス2500版
(画像はセガエイジス2500 Vol.27 『パンツァードラグーン』公式サイトより)

 なおForever Entertainmentは過去に『Hollow』『進化のひみつ』といった比較的小規模なタイトルの制作や他社の移植開発に関わってきたスタジオで、どうしてセガではなく同社が『パンツァードラグーン』のリメイクをと思う人も多いだろう。

 一方で、近年のセガでは『シェンムー3』『ベアナックル4』など過去の人気IPの新作開発を国内外問わずに外注する例もあり、今回のリメイクプロジェクトもその流れのひとつなのかもしれない。2017年にセガが公開した事業戦略「Road to 2020」のなかで、同社は有力IPのリバイバルに注力していくことを伝えていた。

メガドライブのベルトスクロールアクション『ベア・ナックル』シリーズが24年振りに復活。最新作『Streets of Rage 4』正式発表

 国内外で根強い人気を誇り、リメイクも熱望されていた『パンツァードラグーン』シリーズ。ついに動き出したリメイク計画は多くのファンにとって嬉しい発表だろう。現代風になるというこのリメイクにおいて、グラフィックやゲームプレイなどどのように変化するかは現時点で不明だが、今後発表される続報に期待したい。

文/古嶋誉幸

関連記事:

日本人開発者は海外メディアの言葉を気にしすぎ? 『セガvs.任天堂』著者含む“日本のゲーム史を記した男たち”が語る、日本のゲーム業界の今

セガの天才プログラマー中裕司が明かす「ソニック」「PSO」開発裏話。セガのネット対応は“ある男”のポケットマネーだった…?【ニコ生書き起こし】

著者
『パンツァードラグーン』と『ツヴァイ』がリメイク決定!セガサターンの名作3Dシューティングが改善されたグラフィックと操作性で蘇る_004
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年3月29日17時~2024年3月29日18時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ