ラインアップを増強した「exA-Arcadia」ついに本格始動!JAEPO 2019レポート

シューティング、格ゲーにアクションゲームも

ラインアップを増強した「exA-Arcadia」ついに本格始動!JAEPO 2019レポート
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最新アーケードゲームが出展される「JAEPO(Japan Amusement Expo)2019」が、1月25日(金)から27日(日)の3日間、千葉県・幕張メッセで開催されている。
音楽ゲームやメダルゲーム、キッズ向けのライドマシンなどが多く展示されているなか、縦・横シューティングゲームや対戦格闘ゲームといった新作ビデオゲームを積極的にリリースすることを発表している期待の新基板「exA-Arcadia」も、計9台の汎用筐体を用いて出展していた。

 

exA-Arcadiaに関しては、代表のエリック・チャング氏へのメールインタビューや、昨年のJAEPO 2018にてプレイアブル出展された、タノシマスの縦スクロールシューティングゲーム『アカとブルー TYPE-R』のレポートを弊誌でも掲載してきたが、今回はJAEPO 2019に向けてプレイアブルで出展されていた各タイトルをご紹介しよう。

縦・横シューティングゲームのラインナップを増強!

前年に引き続き、exA-Arcadiaを牽引していると言っても過言ではない『アカとブルー TYPE-R』は、自機セレクト画面を一新し、出撃シーンやゲーム開始時の飛行シーンといったムービーを追加。さらに、ゲーム中で主人公のアカ・シンクとヒロインのブルー・サーニが無線でやり取りする場面では、キャラクターの口元がアニメーションで動いたり、自機ショットのデザインやボスの攻撃パターンに変更が加えられるなど、グラフィックや演出の強化が施されている。

 

 

 

また、池袋ゲーセンミカドでのロケテストや、アメリカ・カリフォルニアで開催されているオールドゲームの見本市「California Extreme(CAX)」への出展などを通じ、レバーとボタンでのプレイ感覚がしっくりとくるようにチューニングし尽くされており、スマートフォン版『アカとブルー』をアーケード用に単に逆移植したという言葉では片付けられないクオリティに仕上がっている。

 

そして今回の出展では、昨年の夏にPS4とNintendo Switchで発売され、1月31日にはSteamでも配信される『サイヴァリア デルタ』(サクセス/シティコネクション)もラインナップに並んでおり、『サイヴァリア』がふたたびアーケードにカムバックするというサプライズも発表された。

 

縦スクロールシューティングではそのほか、和式ホラーを模した雰囲気が印象的な『食魂走(Shikhondo)』にアレンジを施した『食魂徒 赤煉獄(Shikhondo Red Turgatory)』や、ミディアムテンポのメタルサウンドがゲーム中の雰囲気とマッチする硬派な弾幕型シューティングゲーム『AKYRIOS(アキリオス)EXA』、対戦型シューティングの『Rival Megagun XE』といったインディータイトルからの引き上げが目立った。

不気味で醜悪なグラフィックが目を引く『食魂走 赤煉獄(Shikhondo Red Turgatory)』。
不気味で醜悪なグラフィックが目を引く『食魂徒 赤煉獄(Shikhondo Red Turgatory)』。
『AKYRIOS(アキリオス)EXA』は、敵機を破壊すると画面上の敵弾がアイテムへに変化するという一撃必殺感が爽快だ。
『AKYRIOS(アキリオス)EXA』は、敵機を破壊すると画面上の敵弾がアイテムへに変化するという一撃必殺感が爽快だ。
Steamを始め、現行の家庭用機でも配信されている『RIVAL MEGAGUN XE』もアーケードに進出!
Steamをはじめ、現行の家庭用機でも配信されている『Rival Megagun XE』もアーケードに進出!

横スクロールシューティングでは、exA-Arcadiaの立ち上げ初期から参入を表明していた『スーパーハイドーラーAC』や『インフィノス EXA』以外に、2011年にグレフがXbox LIVE アーケード用に配信した『星霜鋼機ストラニア』に再調整を施した『星霜鋼機ストラニアEX』も出展。池袋ゲーセンミカドで行われたロケテストでのトークショーでは、パターン構築型のシステムからアドリブでの応用が利くようになったことや、ヨナオケイシ氏によるアレンジBGMが導入されている点などが明かされている。

『インフィノス EXA』
『インフィノス EXA』は自機を徐々にパワーアップさせていくオリジナルモードと、フルパワーで始められる反面、難易度が上昇している「EXAモード」の2モードを搭載。
自機であるドラゴンを強化させながら進行するというファンタジー要素が印象深い『VRITRA』シリーズも、PCとスマホの枠を超えてアーケードに展開
自機であるドラゴンを強化させながら進行するというファンタジー要素が印象深い『VRITRA』シリーズも、PCとスマホの枠を超えてアーケードに展開。

対戦格闘ゲームとアクションゲームも登場

アーケード用の新作シューティングゲームがないという現状に対し、強烈なカウンターを仕掛けようとしているexA-Arcadiaだが、シューティングゲームだけに固執しているというわけではなく、対戦格闘ゲームもラインナップしている。今回のJAEPO 2019では、ジークンドー、空手、忍術といった流派が入り乱れる『功夫VS空手道』と、2Dドットのアニメーションが主流だった1990年代のゲームを彷彿とさせる『アクセルシティ2』が名を連ねていた。

2人で対戦して楽しむ参加者も多く見られた『功夫VS空手道』は、必殺技の入力に際しては複雑なコマンド操作を撤廃し、「右・右斜め下・下+ボタン」「下・左斜め下・左+ボタン」というシンプルなものにし、初心者でも介入しやすいように敷居を下げている。
2人で対戦して楽しむ参加者も多く見られた『功夫VS空手道』は、必殺技の入力に際しては複雑なコマンド操作を撤廃し、「右・右斜め下・下+ボタン」「下・左斜め下・左+ボタン」というシンプルなものにし、初心者でも介入しやすいように敷居を下げている。

『2D格闘ツクール2nd.』で製作され、『アクセルシティ』、『天龍AXELCITY外伝』といったシリーズとなっているPROJECT ATSUKINによる『アクセルシティ2』。国産オリジナル格ゲーであることを売りにしている

そのほか、多人数アクションゲームの『ニッポンマラソン ターボ』や、1992年にサン電子がファミリーコンピュータ用に発売したパズルゲームの『ギミック!』をHDアレンジしたものなど、幅広いジャンルを日本以外の各国にも提供していくことを目標としている。一部のタイトルについては開発が現在でも進められているが、完成が間近な作品については5月中旬から販売を開始するという。なお、各タイトルのPVと、会場で行われたトークショーはexA-Arcadiaのtwitchチャンネルにてアーカイブが公開されているので、ぜひチェックしてみてほしい。

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