2019年4月6日、7日の両日、東京・ベルサール秋葉原にて開催されているインディーゲームイベントTOKYO SANDBOX 2019。stardiaのブースに出展されたスマートフォン用タイトル『フライングガール ストライカー』を紹介。

 『フライングガール ストライカー』は、個人ゲーム開発スタジオ“stardia”が、2019年4月末~5月上旬に基本プレイ無料ソフトとしてリリースする、iOS/Android用シューティングゲーム。宇宙空間もイケる戦闘機の上に仁王立ちの女の子が、バルカンやロックオンレーザーをバリバリ撃ちまくりながら、3D空間を駆け抜けます。

どこか懐かしい3Dシューティング『フライングガール ストライカー』はスーパーファミコン・メガドライブ時代のクリエイターの個人制作だった! 【TOKYO SANDBOX 2019】_01

 緻密すぎずレトロ過ぎない3Dグラフィック、場面をしっかり見せていくゆったりとした進行の中にプレイの山場が用意された、緩急の利いたステージ構成、そして、タッチ操作ながら確かなレスポンスを得られる、堅実な操作感覚……と、初見の新作なのに、おっさんゲーマー的にえもいわれぬ“懐かしさ”がよみがえります。

どこか懐かしい3Dシューティング『フライングガール ストライカー』はスーパーファミコン・メガドライブ時代のクリエイターの個人制作だった! 【TOKYO SANDBOX 2019】_02

 聞けば、開発者のtani氏は、かつてゲームメーカーに所属し、スーパーファミコンやメガドライブ(メガCD)といった1990年代前半のコンシューマ機用のゲームを開発したクリエイターだったとのこと。ゲーム会社をやめ、20年以上別の業種で働いていたが、いまから3年ほど前から個人でゲーム制作を再開。今回出展した『フライングガール ストライカー』は、「シューティングゲームを作りたくても、開発する機会に恵まれなかった当時のリベンジとして、自分の好きなように作りました」(tani氏)とのこと。

 同世代の記者は「この、戦闘機の上に女の子が立っているのは、『ギャラクシーフォース』(セガが1988年にリリースしたアーケードゲーム)のポスターのオマージュですね!」と自信満々で確認したところ、「いや、最近のゲームは女の子がこういう風にいたほうがいいかなと思って……」とのことで、ちょっぴり見当違いでした(苦笑)。

どこか懐かしい3Dシューティング『フライングガール ストライカー』はスーパーファミコン・メガドライブ時代のクリエイターの個人制作だった! 【TOKYO SANDBOX 2019】_04

 本作はリリース後にもアップデートを行うという。「ステージ数は50以上にしたいですね」とのことなので、新旧のシューティングファンはぜひとも注目してほしい!

[2019年4月8日午後11時30分]一部記載を修正させていただきました。