名作クラシックゲームを遊べる携帯型ゲーム機「Evercade」海外発表。ナムコやデータイーストなど、カートリッジを交換してプレイ

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イギリスEvercade社は6月19日、携帯型ゲーム機「Evercade」を正式発表した。Evercadeは、クラシックゲームの名作を楽しめるゲーム機で、対応ゲームは専用のカートリッジにて供給する。Evercade本体は、カートリッジ1本を同梱する通常版が79.99ドル(約8600円)で、カートリッジを3本同梱するプレミアム版は99.99ドル(約1万800円)。カートリッジ単品は19.99ドル(約2200円)で販売予定。2019年第4四半期に海外で発売する。
【UPDATE 2019/6/20 22:20】
弊誌がEvercade社に確認したところ、日本でも発売予定とのことだ。

Evercade本体は、4.3インチのモニタを搭載するPSPのようなスタイルの携帯型ゲーム機だ。モニタサイズもPSPと同じ。十字キーとABXYボタンなどを前面に備え、下側面にはヘッドフォン端子とその音量調整ボタン、充電用のUSB端子がある。本体にはバッテリーが内蔵されており、4〜5時間は連続プレイ可能とのこと。上側面には左右のバンパーボタンと電源ボタン、テレビ出力用のHDMI端子が用意されている。

そして、背面には専用カートリッジの挿入口がある。Evercadeはインターネット接続には対応せず、ゲームはこのカートリッジを通じてのみ入手・プレイ可能。対応ゲームは、どこでもセーブ機能や、アスペクトレシオ変更機能を利用できる。エミュレーションソフトウェアには、開発者と協力してオリジナルのものを用意するとのこと。

Evercade向けのゲームは、8bit/16bitの名作クラシックゲームを保有するメーカーから正式にライセンスを受けて、メーカーごとに分けてカートリッジに収録される。現時点では、ナムコ(現バンダイナムコ)・データイースト・Atari・Interplayのカートリッジが発表されており、この内ナムコ・Atari・Interplayは各2種類。計7本のラインナップとなっている。

カートリッジ1本あたりの収録タイトル数は、Interplyの6本から、Atariの20本までかなり幅がある。日本のゲーマーにより馴染みがあるであろうナムコのカートリッジを見てみると、『パックマン』や『ゼビウス』『マッピー』『スターラスター』『ミリティア』『リブルラブル』『ドルアーガの塔』『バーニングフォース』『ドラゴンスピリット』『フェリオス』『スプラッターハウス Part2』などのタイトルが、「Collection 1」と「Collection 2」の2本に分けて、それぞれ11タイトルずつ収録されている。

また、データイーストのカートリッジには、『バーガータイム』や『空手道』『ファイターズヒストリー』『マジカルドロップ2』など10タイトルが収録。ゲームカートリッジのラインナップはこれからも拡充させていく予定で、ローンチまでには100タイトル以上のゲームを揃えたいとしている。また、クラシックゲームから影響を受ける新作も用意する計画で、現在複数のパブリッシャーと交渉中とのことだ。

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国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。