2019年9月12日から15日までの期間(12日、13日はビジネスデイ)、千葉県・幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2019。ホール9-10インディーゲームコーナーに出展されているタイトルの中から、往年の人気アーケードゲームの復刻タイトル『コットンリブート!』を紹介。

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根強い人気を持つあのタイトルが颯爽とインディーゲームコーナーに!

 レトロゲームの店頭販売および通販サイトを行うBEEP(運営・三月うさぎの森)は、同ブランドのゲームパブリッシング事業“レトロゲームスーパーアレンジ&復刻プロジェクト”の第1弾タイトル『コットンリブート!』(プレイステーション4/Nintendo Switch/Steam)を出展した。

『コットンリブート!』元祖・魔女っ子シューティングが30年前当時と最新のテクノロジーで蘇った⁉【TGS2019】_01

 オリジナルの『コットン』は、1991年にリリースされたアーケード用横スクロールシューティングゲーム(開発・サクセス、販売・セガ)だが、今回の復刻のベースになっているのは、1993年にリリースされたX68000(※1987年にシャープが発売した16ビットパソコン)用移植版。『コットンリブート!』では、X68000版の内容が忠実に再現された“オリジナルX68000モード”と、HD対応やゲームバランスの微調整などがほどこされた“アレンジモード”、そして“スコアアタックモード”が遊べるようになっている。ブースでは、アレンジモードのステージ1を丸々プレイできる体験デモ版が、Nintendo Switchの実機で展示されていた。

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アレンジモードのプレイ画面。グラフィックを過剰に改変するのではなく、あくまでも原作のイメージに忠実な形でクオリティアップを図っているのが、“レトロゲームスーパーアレンジ&復刻プロジェクト”のスタイルのようだ。シューティングゲームとして細かい調整はされているものの、縦方向に長い自機の当たり判定は、オリジナルのままだ。

 またブースでは、『コットンリブート!』に先駆けて復刻リリース・予約販売されているX68000実機版(⁉)を、アーケードゲーム筐体でプレイできるようになっていた。

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特別に許可を得て筐体の中身を見せてもらうと、紛れもなく本物のX68000が、ツインタワー状の雄々しい姿を静かに振動させていた……。

 『コットンリブート!』およびX68000復刻版の開発を手掛けたロケットエンジンは、2009年にアーケード版もリリースされた魔女っ子横スクロールシューティング『トラブルウィッチーズ』シリーズを展開するとともに、昨年の東京ゲームショウでX68000用縦スクロールシューティング『ヴァリストレスナルト』を出展した“実績”がある実力派メーカー。シューティングゲームに関しては独自の展開も予定中とのことで、今後の展開も期待大だ。

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