Steam Remote Play Togetherを利用して「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」を4人協力プレイ

Steamでホストとなるユーザーがゲームを起動すれば、ゲームの所有の有無にかかわらずフレンドを最大4人まで招待して協力や対戦プレイを行うことが出来る「Steam Remote Play Together」をSteamフレンドの方がテストしていたので、4人までの協力プレイが可能なシューティングゲームダライアスバースト クロニクルセイバーズ」で遊んでみた。

上の動画で緑の3P シルバーホーク機が自分の機体

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「Steam Remote Play Together」は簡単に言えばリモートプレイを多人数向けに対応させたもので、ホストPC側ではSteamでプレイしているゲーム映像のを招待された各クライアントのPC・スマホに送信してクライアント側ではボタン入力のデータのみをホストに送信という、既にサービスが開始されているPS3PS4のゲームをPCやPSファミリー機種で遊ぶことが出来る「PlayStation Now」や、海外でサービスが開始された「Google Stadia」、今後日本でも正式サービスが開始予定の「GeForce Now」やXbox「xCloud」などといった最近話題になっているクラウドゲーミングと同じ原理のものだ。

 

プレイしてみた感想だが、画質の劣化や遅延に関してはもちろん物理的にゲームの実行環境が離れていて圧縮された映像が送られてくるので完璧とはいかないまでにしても、同じグラウドゲーミングの類として利用したことのあるPlayStation Now(PS Now)でのストリーミングと比較して遥かに快適と言う他ない。PlayStation Nowは6フレーム(0.1秒程度)の遅延と言われておりアクションやシューティングゲームを試すと操作と画面の反映が遅れていることが実感としても分かるが、Steam Remote Play Togetherの遅延はそれと比較して感じず、どれほどか実計測こそしていないものの最低でも5フレーム以下の遅延と思われる。またPS Nowは動きの激しいシーンでブロックノイズが目立つケースが多く、そもそもサーバーに余裕が無いとゲームが強制的に終了するといったことも発生するが、Steam Remote Play Togetherは休日の昼間に3人のユーザーがホストに接続するという条件でプレイしても接続したユーザー側の全員が一定の画質を維持したまま遊ぶことができ、一時的に停止したり切断するといった問題も発生しなかった。

上の動画はGeForce ShadowPlayを利用して40Mbpsのビットレート設定で録画したので画質は元よりも落ちているが、実際のプレイではもう少し画質の劣化は抑えられている。

 

難点はホストPC側でゲームのプレイ環境を整えないといけない点。ゲームを動かすPCや安定して10~30Mbps以上が出る高速なネットワーク回線が必要なのはもちろん、ゲームによっては参加する人数分のコントローラをホスト側のPCに接続してコントローラがあることをゲームに認識させる必要がある。

今回テストしたホストの方は壊れていたXbox 360コントローラを複数所有していたので代用できたが、Steam Remote Play Togetherでホストとなる人は注意しておきたい。