『Star Wars:スコードロン』はフライトシム初心者でも楽しめるのか?開発者インタビュー

敷居を低くするための工夫

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『Star Wars:スコードロン』は戦闘機同士で宇宙のドッグファイトが楽しめる「スター・ウォーズ」の新作ゲームだ。プレイヤーはX-ウィングやTIEファイターのコックピットに乗り込み、ハイスピードなドッグファイトに身を投じることになる。これまでに公開された映像を見る限り、いかにも熟練のフライトシム経験者が喜びそうな、驚くほど深いゲームプレイの選択肢が用意されているようだが、開発元のEA Motiveは初心者でも本作を楽しめるよう特別に注意を払っているという。

「スター・ウォーズ」は幅広い層に支持される巨大フランチャイズだ。IGN JAPANはクリエイティブディレクターのイアン・フレイザー氏にインタビューし、どのようにして未経験のプレイヤーでも『Star Wars:スコードロン』の世界に飛び込み、上達できるようにしているか尋ねた。

まず最初のステップは、シングルプレイモードが豊富に用意されていることだと同氏は話す。シングルモードのキャンペーンはもちろん、マルチプレイモードもすべてAIを相手に1人でプレイできるようになっている。

「まず難易度設定付きのシングルプレイ用のストーリーモードがあります」とフレイザー氏。「ストーリーモードは、超絶技巧をもった天才パイロットでなくてもプレイできるよう特別に注意を払いました。同時に、爽快なミッションをプレイしていくときにエース・パイロットの気分が味わえるよう工夫していて、爆撃作戦をこなすことでインターセプターとしての役割を学ぶなど、たくさんのことができるようになっています。そういったことを自然に学べるようデザインしました。やっているうちにメカニクスが身についていきますので、PvPに進むときに役立ちます」

シングルプレイのキャンペーンを終わらせた後、プレイヤーはPvPモードに挑戦できる――5対5の「Dogfight」で乱闘してもよし、よりスケールの大きい「Fleet Battle」に参加しても良いだろう(こちらも5対5だが、より規模の大きな戦いを楽しめるよう、AIにコントロールされた戦闘機や、巨大な旗艦も参戦する)。PvPモードを完全に1人でプレイすることもできるし、フレンドと協力してAIの敵と戦うことも可能だ。

「ストレスレベルを少し下げたい、またはスキルを身につけたいという人は、難易度を下げ、1人でプレイすることもできます。チームの味方も、敵のチームもAIになりますので、自分のペースでモードに慣れていけます。たとえ最高レベルのスキルを持っていなくても、爽快な気分が味わえるでしょう」とフレイザー氏は説明している。

「一緒に遊びたいフレンドがいる場合は、協力プレイも楽しめます――フレンドと協力して、AIの敵と戦うことができますので、その分ストレスも少なくなるでしょう」

練習用のスペースも用意されている。このモードは自分の好きなペースで進めていくことができ、様々なクラスの戦闘機を試すことができる。色々なタイプの敵と模擬戦を行い、スキルを上達させるためのタスクをこなしていく。TIEインターセプターやA-ウィングのような機動性の高いインターセプタータイプの戦闘機で反射神経を磨いたり、TIEボマーやY-ウィングで重攻撃の練習をしても良いだろう。

「こういったメカニズムを通して、『フライトシミュレーターは初めてだけどマルチプレイで対戦したい』というプレイヤーでも、必要なレベルに到達できるようにしています――時間をかけてスキルを学び、慣れていくためのメカニズムがたくさん用意されています」とフレイザー氏。

一方、上級者プレイヤーのためには、宇宙を駆け巡りながらドッグファイトの巧妙な技を仕掛けられるよう、深みのあるコントロールシステムが用意されている。カスタムオプションにより、上級者はシステムを自分にあった形にカスタマイズできるが、逆にそこまで深く学びたくないというプレイヤーは操作を単純化することも可能だ。

たとえば、自分のスターシップのエンジン、武器、シールドをいかに効率的に使うかを左右するパワーマネジメントシステムが存在する。「デフォルト設定は、比較的シンプルなものになっています」とフレイザー氏。「ボタンを押すと、選んだもののパワーがマックスになります」

「上級者はこれをアドバンスパワーマネジメントに変えれば、システムごとのパワーを微調整することができるようになります。平均的な新規プレイヤーにはおすすめしないオプションです」

「同様にストーリーモードでも、スタンダードな体験か――ほとんどのプレイヤーはこちらだと思いますが――、ハードコアモードかが選択できます。ハードコアモードでは、自分が宇宙のどこにいるかを示すUIの多くを取り払っているので、コックピットのメモリを読みとって自分の位置を把握しなければなりません。ですから、初心者はスタンダードでプレイすることになると思いますが、フライトシムの経験をたくさん積んでいる人は、(ハードコアモードを)試してみると良いかもしれません」

初心者でもエース・パイロットへの道のりを着実に歩んでいける。そして、シンプルなプレイが好きな人はいつまでもシンプルな設定で遊べるというのは、配慮の行き渡ったアプローチだ。『Star Wars:スコードロン』がリリースされる2020年10月2日にコックピットに乗り込むのが待ちきれない!

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