サイバーステップは、ロボットやヒューマノイドをカスタマイズして戦うPC用MMOシューティング『CosmicBreak Universal』(コズミックブレイク ユニバーサル)を、2020年内にサービス開始予定であると発表した。

 本作は2008年12月よりサービスが続けられてきた『コズミックブレイク』をベースに、多言語(日本語、英語、中国語[繁体])に対応させ、一部の機能やキャラクタービジュアルにリファインを加えたもの。ゲームバランスを大幅に調整し、新たなサービスとして生まれ変わるという。

 基本プレイは無料で、配信はPCゲーム配信サービス“Steam”にて行われる。

 『コズミックブレイク』ファンにとっては寝耳に水の発表だっただろう。というのも、12年の長きにわたってファンに愛されてきた『コズミックブレイク』は、2020年8月27日でのサービス終了が発表されていたからだ。

『コズミックブレイク』がSteamで再始動! MMOシューティング『CosmicBreak Universal』となって2020年内にサービス開始_02
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 旧『コズミックブレイク』のアカウント情報を引き継ぐことはできないが、“カスタマイズ機能”で出力したデータは利用可能。ゲーム内のスキンエディットやステージエディター、KDJ-PLUSで作成したスキンデータや画像データ、ステージデータおよびに楽曲データなどは、データとして保存してあれば、Steam版の『コズミックブレイク ユニバーサル』でも使用可能とこと。

※モデルリファンされた一部パーツにはスキンデータが適用できない。

『コズミックブレイク ユニバーサル』での変更点

 新しいサービスではあるが、もともとのゲーム性は残されている。Steam向けの多言語対応に加えて、『コズミックブレイク』のサービス中には実現できなかった変更も加えられているという。

ゲームバランスの改善と最適化

 『CosmicBreak Universal』のサービス開始時は、一部のハイエンドコンテンツ、コアチューンシステムやドライブシステムなどは除外。また、登場するロボやヒューマノイドも数を絞った状態でリリースされる。今後、これらのコンテンツが追加される場合も、大きく調整が施された状態で登場することになる。

 ほかにも、ユーザビリティの改善、状態異常の簡素化、個別のバランス調整など、ゲームバランスに影響する調整が数多く施されるという。たとえば、塔時間のチャージを長く要する武器は、時間に応じて威力が増加。弾速は大きな格差が発生しないように、すべての武器で調整が行われる。

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ヒューマノイドのモデルリファイン

 12年という長いサービス期間の中でも最初に登場したヒューマノイドはデザインが洗練されておらず、後期の3Dモデルとは見た目に大きな差が発生しているという。そこで、『コズミックブレイク ユニバーサル』では、初期に登場した一部のヒューマノイドたちは、持ち味を残したままリファインが施される。

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左:旧3Dモデル / 右:リファイン3Dモデル
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左:旧3Dモデル / 右:リファイン3Dモデル

コンテンツ入手経路や価格設定の調整

 ロボットやヒューマノイド、有用なアイテムの入手方法や価格設定を大きく見直すことで、入手難易度を全体的に緩和。広い年齢層のゲーマーに楽しんでもらえるような調整を行うという。

『コズミックブレイク』プレイヤーへのプレゼント企画

 『コズミックブレイク ユニバーサル』のサービス開始時に、『コズミックブレイク』プレイヤーにプレゼントが贈られる。

 対象者は『コズミックブレイク』プレイヤー全員。『コズミックブレイク』のユーザーIDがそのままプレゼントコードになっていて、ゲーム内で使える通貨やアイテムを入手可能。忘れないようにIDのメモを取っておこう。