スタイリッシュ・一人称視点アクション『Neon White』発表、日本語対応予定。天国での永住権を賭けて地獄の暗殺者たちが競い合う


Annapurna Interactiveは2月18日、一人称視点アクション『Neon White』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/海外Nintendo Switchで、今冬の発売を予定している。Steamのストアページによると、PC版は日本語インターフェースに対応。Annapurna Interactiveは日本向けのコンソールリリースにも熱心であり、国内でも発売される可能性はありそうだ。 
 

 
『Neon White』は、ハイペースに繰り広げられる一人称視点のアクションゲームだ。舞台となるのは蒼穹の広がる美しい天国。白い宮殿が広がる世界に、プレイヤーは地獄からの暗殺者として降り立つ。その任務は数多の悪霊を退治し、贖罪をまっとうすることだ。首尾よく仕事をこなせば、天国への永住権を獲得することも可能だという。しかし、権利を狙う存在は主人公だけではない。他の悪霊ハンターもまた安住の地を求め、プレイヤーとしのぎを削ることになるのだ。 

暗殺者の武器となるのは、「ソウルカード」と呼ばれるカードだ。それぞれに拳銃や刀、ボウガンといった図像が描かれており、使用することで武器を召喚。絵柄に合った得物で敵に攻撃することができる。銃の残り弾数はもちろん、刃物にも使用回数の限りがあるため、それぞれの得意な間合いと使うタイミングを慎重に選ぶ必要があるようだ。 
 

 
一方、カードはそのまま消費するだけが使い道ではない。あえてカードを「捨てる」ことで、特殊な移動アビリティを使用することが可能になる。前方に高速でダッシュしたり、空中で多段ジャンプを重ねたり、アクロバティックなアクションに利用することができる。高低差の多い天国では、立体的な移動を活用することが重要となるだろう。組み合わせによっては、建物の合間を大幅にショートカットすることが可能。コンボを利用して最速移動を競うタイムアタックモードも搭載されるようだ。ハイスピードで移動しつつ、素早くカードを切り替えて攻撃/移動を選択するセンスが問われるだろう。 

暗殺者たちは男女とも鬼や動物の仮面を被っており、いずれの素性も不明。強靭な肉体を持つものや天真爛漫な少女、狙撃能力を有するスナイパーなど多彩なライバルたちが登場するようだ。いずれも贖罪と天国での権利を賭けた好敵手だが、一方で主人公とは前世で何らかの因縁があったことが示唆される。ハイテンポなアクションだけでなく、謎とともに展開される人間ドラマも注目したいところだ。 
 

 
本作の開発を手がけるのは、ロサンゼルスに拠点をおくデベロッパーのBen Esposito氏。代表作としては2018年のパズルアドベンチャー『Donut County』。同作は「穴」になってさまざまな物体を飲み込んでいくユニークな作品。一時は盗作騒動に悩まれつつも(関連記事)、 iPhone版がGOTYを獲得するなど高い評価を受けている。奇妙でキュートなビジュアルが印象的だった前作とは一転、スタイリッシュなアクションに挑戦する Esposito氏。今度はカードを使ったアクロバットに独自のアイデアを光らせながら新分野へ斬り込むようだ。 

『Neon White』はPC(Steam)および海外Nintendo Switch向けに、今冬の配信を予定している。