2021年10月28日に発売される『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』。本作は1990年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された横スクロールシューティング『暴れん坊天狗』と、その海外版である『ZOMBIE NATION』を1本にまとめて収録。さらに、巻き戻し機能やクイックセーブ&ロードができるモードのほか、当時のままの遊びを再現しつつ、進行度に応じて実績が解除されるモードなど、現代に合わせた要素が追加されている。

 邪悪な生命体によって危機に瀕したアメリカの人々を救うべく、自機となる“大天狗の面”(海外版では生首)が目玉とツバを飛ばしながら戦うという、知らない人には字面だけではまったくもって伝わらないほどの異様な世界観を持つ本作が、どのようにして約30年後の現代に蘇ったのか。復刻版の開発を行ったシティコネクションの開発スタッフに伺った。

 邪悪な生命体によって危機に瀕したアメリカの人々を救うべく、自機となる“大天狗の面”(海外版では生首)が目玉とツバを飛ばしながら戦うという、知らない人には字面だけではまったくもって伝わらないほどの異様な世界観を持つ本作が、どのようにして約30年後の現代に蘇ったのか。復刻版の開発を行ったシティコネクションの開発スタッフに伺った。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

吉川延宏氏(写真右)

シティコネクション代表。本作ではプロデューサーを担当
(文中は吉川)

上田祐美氏(写真中央)

シティコネクション所属。本作ではディレクターを担当
(文中は上田)

松下寿志氏(写真左)

シティコネクション所属。本作にはプロジェクトサポートとして開発に携わっている
(文中は松下)

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION 暴天狗箱:エキサイテングボックス』Amazon.co.jpで購入 『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION 暴天狗箱:エキサイテングボックス』ファミ通DXパック Amazon.co.jpで購入 『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION 暴天狗箱:エキサイテングボックス』ebten(エビテン)で購入 『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION 暴天狗箱:エキサイテングボックス』クラリスショップで購入

令和の時代だからできる『暴れん坊天狗』&『ZOMBIE NATION』のクロスオーバー

――まず始めに、本作の開発に至った経緯について教えて下さい。

吉川弊社のゲーム音楽レーベルであるクラリスディスクで私がプロデューサーをしていた時代に、『暴れん坊天狗』のサウンドトラックを出していたのですが、当時から「ゆくゆくはゲームの移植もしたい」と考えていたんです。時間はかかりましたが、音楽での展開が今回のゲーム移植に繋がったという形になります。

――クラリスディスクからは数々のタイトルのサウンドトラックが発売されてきましたが、『暴れん坊天狗』というタイトル自体、思い入れも強かったタイトルだったのでしょうか。

吉川救われたタイトルではありますね。当時の社員に「つぎにヒットが出なかったらクラリスディスクをおしまいにしてくれ」と言われていたんです。そんなときに『暴れん坊天狗』のサウンドトラックを発売して、当時いちばん売れたことで、その後もレーベルを続けることができたんです。

――『暴れん坊天狗』がアメリカどころか、会社も救ってしまったということですね。そのサウンドトラックを発売する際に、版元さんとの繋がりができたのでしょうか。

吉川そうですね。版元のカゼ・ネット(旧ライブプランニング)(※)の社長さんに物凄くお世話になっていて、その人に対するリスペクトもすごく強いです。その方が絡むタイトルはより一層気合が入ります。

※『暴れん坊天狗』やゲームボーイ版の『平安京エイリアン』などタイトルの開発を手掛けた会社。

――最初はどんな流れでお知り合いになったのですか?

吉川きっかけはサウンドトラックを作らせていただくために、あらゆる手段を駆使して連絡先を調べ、電話をかけたのが最初です。「お前は誰だ?」と聞かれて説明したら「会うか」と言ってくださって。それからずっと繋がりがある方です。

――それはなんともチャレンジングな……。サウンドトラックを発売した当時からゲームも出したいと考えていたとのことですが、どんな戦略があったのでしょうか。

吉川『暴れん坊天狗』はゲームとして出しても、話題性と実売のどちらも兼ねられるのではないかと当時から思っていたんです。意外と「マニアックだな」と世間から言われているタイトルのほうが、じつはサントラとかの売上はよかったりするんですよ。

――かなり前から構想されていた本作ですが、海外版の『ZOMBIE NATION』も収録されていますよね。『暴れん坊天狗』と『ZOMBIE NATION』は一部デザインの違いがあるくらいだと思いますが、同時に収録したのは何か狙いがあったりするのでしょうか。

吉川オリジナル版の開発当時の話になるのですが、もともとは『ZOMBIE NATION』のほうが先に企画としてあったんです。ただ、生首が諸般の事情でNGになってしまったんですね。そこで自機を天狗に変更したりして、日本版の『暴れん坊天狗』は発売に至りました。海外版の『ZOMBIE NATION』に関しては、自機は生首のままでよいということになって、ボスのデザインを変えて発売することになったんです(自由の女神がメデューサに変更されている)。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

――そんな背景があったのですね。

吉川そこで、日本ではOKだったけど海外では駄目だった『暴れん坊天狗』と、日本では発売できなかったけど、海外では大丈夫だった『ZOMBIE NATION』を、いまの時代ならクロスオーバーさせることができると思ったんです。実際、レーティング機構からも、何も言われずに発売することができました。

上田一度断られたタイトルを、Nintendo Switch向けにふたつを合わせて発売できるというのは、何か因縁めいたものを感じます。あと、レーティングがA(全年齢対象)だったのも驚きました(笑)。

――小さいお子さんも遊んでもよいタイトルであると(笑)。たしかにそう聞くと、2作品が1本の作品になっているのはおもしろいですね。

吉川レーベル時代から「ゲーム音楽をただそのままCDにして発売するだけ」ということはやっていなくて、なるべくおもしろいことをやろうと心がけていたんです。「いまの時代であれば国内版と海外版のセットができるんじゃないか」と思って、今回このような形にしました。あとは少し遊びにくい部分とかがあるので、巻き戻し機能とかを付けて遊びやすくしたりしています。

――発表されたときの反響は大きかったですね。

吉川はい。発表直後はSNSでトレンド入りとかもしていて、『星をみるひと』のときのトレンド入りはビックリしましたが、今回は狙い通りですね。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

開発時にはある裏技の新事実も発覚!?

――開発として動いていた期間はどのくらいでしたか。

吉川ほかのプロジェクトとも並行してやっていたので、厳密にどのくらいとは言えませんが、実働期間としては3ヵ月くらいでしょうか。

上田あとはコロナの影響もあって、開発が進まなかった期間もあったりしました。

吉川アメリカの状況もたいへんで、デモが起こっていてスタッフの家の周りがたいへんだとかありましたね。

――なんと!

上田そういう影響がなければもっと早く出せたと思います。

――アメリカにお住まいの方もスタッフとして参加されているのですか?

吉川プログラマーはアメリカに住んでいるマット(マット・ショアーズ氏)という方なんです。カリフォルニアでアーセナルエンジンというゲームエンジンを開発している方で、今回のタイトルのほかにも、『忍者じゃじゃ丸くん コレクション』とか、『星をみるひと』のプログラムも担当してもらいました。マットは相当なゲームマニアで、ちょっと話が脱線してしまうと盛り上がってしまう感じのオタク外国人ですね(笑)。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

――アーセナルエンジンというのはどういったものなのでしょうか。

吉川ファミコンやNESなどの復刻に特化したゲームエンジンです。復刻作品を開発する際に新しい機能を入れたいとなったときに、そういう機能を入れられるような状態にカスタマイズしてもらっている感じです。ファミコンやNES以外の機種にも対応しているそうなので、今後もいろいろなことができそうだなと思っています。

――ユニークな方とつながりがありますね……。本作では、当時のまま遊べるゲームモードに実績機能が追加されたモードと、巻き戻し機能やクイックセーブ&ロードができるモードがそれぞれの作品に実装されていますが、ふたつのモードを収録した理由を教えてください。

上田やはりシューティングなので、巻き戻しとかクイックセーブがあると、あっけなかったりするんです。当時難しいと感じた人は巻き戻し&クイックセーブありで遊んでもらうもよし、ガチでやりたい人には、当時のまま遊んでいただけるモードも用意しています。当時のままで遊んでクリアーすると、実績が解除されます。

松下セーブがあって巻き戻し機能があると、一周クリアーはあっという間なんです。実績機能でやる気にさせるモードといいますか。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

吉川最近巻き戻し機能のある移植作品が多くなってきて、その遊びかたにも少し飽きてきたので、ガチのモードもちゃんと入れようということで、今回のような仕様になっています。

上田あと『暴れん坊天狗』はサウンドもいいので、巻き戻しをするのではなくて、通しで遊んでほしいという思いもありました。一連の流れで遊んだほうが曲も耳に残りますしね。

――サウンドトラックも手がけられているシティコネクションならではの考えかもしれないですね。実績は比較的クリアーしやすそうな内容のものが多そうですね。

上田そうですね。始めは「イージーとハードをノーコンティニュークリアー」というのを入れていたのですが、デバックのときに自分たちで挑戦したところ、難しすぎて「これはチェックできない!」と思いまして(笑)。コンティニューがあっても、コンティニューすると強化も初期状態に戻るので、それだけでも十分難しいと思いますし、それでもけっこう苦労してクリアーしましたね。

吉川本作は、ライト層や思い出で買ってくれる方など、あまりガチのシューターではない方に興味を持っていただけるタイトルだと思っているんです。ですので、あまり難しい方向にするよりは、敷居を下げて楽しめる感じのほうがよいのかなと思っています。

上田「実績もあるし、挑戦してみようかな」みたいに、気軽に楽しんでもらえるような形になっています。

――ちなみに、結果として実装されなかったけれど、ほかにも考えていたモードはありましたか。

上田本当はオンラインランキングモードも考えていました。でも、作っているときにわかったのですが、3面のボスのところが自動スクロールになっていて、スクロールするたびに敵が復活してしまうんですね。検証してみたらそこで無限にスコアを稼げてしまうので、ランキングモードは断念しました。その代わりという形で、実績を開放できる要素を付けました。そして巻き戻しなど便利な機能が使えるモードと、当時のままを遊べるモード、どちらも楽しめるような形にしました。

――スペシャルモードは当時隠しコマンドで出現したモードが収録されているということですが、ゲーム中にコマンドを入れても何も起きないのですか?

松下もともとゲームにあった機能はそのまま残してあるので、ぜんぜん使えます。

吉川それで言うと、最近デバッグ作業中に発覚したのが、『暴れん坊天狗』では、ゲーム中に某コマンド(上上下下左右左右BA)を入力すると、体力が全回復するというのが裏技で有名だったのですが、じつは“BA”がいらなかったことが判明しました(笑)。

上田しかも、一度しか使えないという噂があったのですが、複数回使えるんですよ。そのあと実機でも調べたところ、同じことができました。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

『暴天狗箱(エキサイテングボックス)』はオリジナルスタッフも参加した超豪華な内容に!

――ちなみにオリジナル版を作られていた方々は、今回の移植に対しては何と?

吉川喜んで盛り上がっていただいている感じでした。皆さん「すげぇ!」とかそういう反応で、「ここをこうしてほしい」という、移植にありがちな要望はなかったです。企画者、作曲者、プログラマー、グラフィッカー、社長、全員が同じ反応でした。

――あら(笑)。

上田限定版特典の冊子に収録されるインタビューを担当したスタッフからも、やはり30年以上前なので、皆さん当時を懐かしんでいる感じだったと聞きました。同窓会みたいな雰囲気だったようです。

――ゲームの中にはオリジナル版のサウンドを手掛けた中潟憲雄氏(※)の新曲も収録されていますが、こちらはどういった経緯だったのですか?

※『暴れん坊天狗』のディレクター兼サウンドコンポーザー。サウンドコンポーザーとしては、『源平討魔伝』『超絶倫人ベラボーマン』の楽曲などが有名。

吉川本作が企画段階のときに、上田から「新曲がほしい」と頼まれていたので、中潟さんに連絡して作っていただいたんです。

――やはりそれは復刻の際のひとつの目玉として企画したのですか?

上田ゲームを始めると『暴れん坊天狗』と『ZOMBIE NATION』のロムを選択する画面があって、当然のことですが、そこは当時のゲームにはない画面となります。そこが無音というのは寂しいので、当時の作曲家でありディレクターの中潟さんに新曲を描き下ろしていただけば、盛り上がると思いまして。

――そして快諾いただいたのですね。

吉川快諾していただいたうえに、「限定版に入れるアレンジ曲もやるよ」と言っていただきました。

――サービス精神満点ですね。ちなみに、「こんな曲にしてほしい」といった提案などはしたのでしょうか?

上田もうオリジナルの作曲者である中潟さんご本人なので、何も言わずとも『暴れん坊天狗』の世界観にしてくださると思っていたので、お任せしました。最初にいただいたのはラフの状態の曲だったのですが、私がそのラフが気に入ってしまい、「もしよければこのままいただけないでしょうか」とお話して、収録されている新曲になりました。その後、ラフの状態から中潟さんの編曲を加えて、さらによい感じにしていただいた感じです。

――『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』にはオリジナルスタッフも参画しているということで、当時のファンにとってもうれしいですね。

上田そうですね。さらに言えば、限定版に収録されるパッケージのイラストも当時のデザイナーの岡野聡さん(※)です!

※『暴れん坊天狗』にデザイナーとして参加したオリジナルスタッフ。デザイナーとして『サンバ DE アミーゴ』シリーズなどセガのタイトルを手掛けた。

――確かにそうですね! 岡野聡/OKN氏の描き下ろしパッケージに関してはどのようにして完成したイラストなのでしょうか。

吉川和洋折衷みたいなお話はしましたが、こちらも基本的にはお任せという形でお願いしました。

上田岡野さんもインスピレーションが湧いていろいろと提案してくださって、アナザージャケットシートとして限定版に封入される“無念”エディションのイラストも作っていただきました。

吉川こちらの想像を上回るデキのものを描いていただきました。

――天狗の自機の裏側もこんなふうになっているのだと、初めて知りました!

吉川そうですね(笑)。

上田ラフのときに天狗の面の自機を小型の天狗が操縦しているバージョンとかもあったりしたんです。

吉川「公式設定だからこうじゃないといけない」というより、「こんなのもおもしろいよね」みたいなノリで、いろいろなアイデアをご提案いただいて、イラストを仕上げてくださいました。

上田そのへんのお話も『暴天狗箱(エキサイテングボックス)』に特典として収録されているインタビューで触れられているので、ぜひ見てくださいね!

――ほかにも、限定版には特典として先程の新曲とアレンジ曲が収録されたCDが付きますが、こちらのCDには何曲ぐらい収録される予定なのでしょうか。

吉川新曲を含めて10曲くらいになるかと思います。締め切りまでに中潟さんが間に合った曲数なので、減る可能性はあります(笑)。

――中潟さんは近年ではファミコン音源で曲を作られたりしていますが、どういった形のアレンジになっているのでしょうか。

吉川プログレッシブロック全開です。中潟さんの本領発揮、といった感じのアレンジですね。

――そもそも、パッケージ版を展開するに至った経緯はどういったところなのでしょうか。

吉川このタイトルに限った話ではないのですが、ゲームのボリューム自体はそこまでないですし、ダウンロード版も1200円なので、パッケージで売るのは難しいとは考えていました。それが最近、海外のインディーメーカーさんがゲームファンに向けて、グッズや資料集などの特典を付けて、ファンアイテムとしてお客さんに届けるという販売方法がけっこう主流になっているんです。私たちもぜひそれをやりたいと思っていて、今回がまさにその形ができるということで、企画させていただきました。

――なるほど。限定版はパッケージ版と資料集、CDが装飾されたボックスに入っているという豪華な内容ですが、値段が5980円ってけっこう安く感じますね。

吉川今回はパッケージ版の価格を抑えています。ゲーム自体が1200円なので、あまり価格が高いと割に合わないと思ったんです。あと、じつは今回流通業者を使ってなくて、流通コストがかかっていないぶん値段が安く抑えられているという事情があります。

――この限定パッケージ版の販売はシティコネクションさんの公式通販サイトの“クラリスショップ”と、KADOKAWAのオンラインショップ “エビテン(ebten)”のみですよね。

吉川そうですね。本作はどちらかというとマニア向けなので、刺さる方にちゃんと届けばよいと思っていたので、エビテンさんと自社のサイトだけに販路を絞っています。中間マージンをできるだけ省いた形でお客さんに届けようというのがコンセプトです。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録

――今回のような販売方法に今後は切り替えていくような形なのでしょうか。

吉川そういうわけではなくて、ひとつのパターンとして今回のような方法も取り入れていくという感じです。流通さんにお世話にならなければいけないタイトルもあれば、ダウンロード専売もあれば、こういった販路を絞るタイトルがあったりするなど、IPによっていろいろなパターンがあってもいいと思っています。

――過去にシティコネクションさんはタイトルの発売に合わせて施策を行ってきましたが、今回も何か準備されているのですか?

吉川ゲームの発売に合わせてアパレルグッズを展開しようかなと思っています。

――あら。今回の新しいビジュアルが描かれたようなアパレルアイテムになるのでしょうか。

上田そうですね。いちおうTシャツなどを現在準備しています。

吉川あとは、コロナの影響もあるので無観客にはなるかもしれないのですが、発売記念ライブも考えています。

上田ライブに関連したグッズとして、天狗の面とゾンビが描かれたうちわとかも作りたいんですよね。ライブの記念撮影のときにお客さんがみんな生首か天狗姿で写真撮れたらおもしろいかなと(笑)。

――たしかに(笑)。異様な光景のイベントになりそうですね。開催時期はいつごろを予定しているのですか?

吉川アパレルが先に出て、ゲームが出て、その後ぐらいのタイミングで考えています。

――ライブもアパレルも続報に期待ということですね。では最後に、本作を楽しみにしている方々へのメッセージをお願いします。

吉川サウンドトラックから始まった企画ですが、当時のクリエイターの方々や、いまのクリエイター、海外のクリエイターが繋がり、当時絶対に交わらなかったふたつのタイトルのクロスオーバーが実現できました。令和の時代に“エキサイテング”な時間を楽しんでいただけると幸いです。

『暴れん坊天狗 & ZOMBIE NATION』の復刻秘話を開発者に直撃。30年後だからこそ成し得た、異様な世界観の2作品の同時収録
当日は開発中のバージョンで、巻き戻し機能が使える“ぺ天狗モード”を遊ばせてもらった。巻き戻し機能でテンポよくトライアンドエラーを行えるおかげで、わりとすぐに慣れることができた。早く家でじっくり練習したいと思っていたほど、遊びやすくなっている印象を受けた。
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