仏パブリッシャーMicroids、タイトーの著名シリーズの新作を2本手がけると発表。「ゲーマーを驚かせる」リバイバルに


パブリッシャーMicroidsは9月17日、タイトーがもつ有名なシリーズ作の新作2本を制作することについて、タイトーと合意に達したと発表した。それらの新作についてはすでに開発中で、2022年に発売することを見込んでいるとのこと。

Microidsは、フランスに拠点を置く老舗パブリッシャーだ。アドベンチャーゲーム『Syberia』シリーズを手がけていることで知られており、ほかにも『Gear.Club Unlimited』シリーズや『Blacksad: Under the Skin』など多数の作品を販売。今月末には『アガサ・クリスティ – エルキュール・ポアロ: 初事件』の発売を予定している。また、『XIII』や『Toki(JuJu伝説)』『Asterix & Obelix』シリーズなどリメイク・リマスターにも積極的である。
 

 
今回の合意によって、MicroidsはタイトーがもつIPの新作を2本手がけるという。具体的なタイトルはまだ発表されておらず、開発担当についても“経験豊富なスタジオ”とだけ述べられている。MicroidsのCEO Stéphane Longeard氏はそれらの新作について、多くの人々を驚かせることになると強く信じているとコメント。またタイトー代表取締役社長の岩木克彦氏も、同社のIPを復活させるMicroidsの能力については信頼しており、それらのIPが現代のコンソールに戻ってきて体験できることに、ゲーマーは驚くことだろうと述べている。

タイトーというと、『スペースインベーダー』をはじめとするアーケードゲームを1970年代から展開。『バブルボブル』や『パズルボブル』『ダライアス』『レインボーアイランド』など多数の作品を世に送り出している。また『グルーヴコースター』や『電車でGO!』シリーズなどでもおなじみのメーカーだが、岩木社長の言葉から判断するに、どちらかというと古いIPのリバイバルとなる可能性が高そうだ。

Microidsは今回手がけるタイトーIPの新作によって、ポートフォリオを拡大するとともに、世界中の市場での成長に繋げたいとしている。また、特に日本での成長に大きく貢献することを期待しているという。2022年には、日本での発売も予定しているということだろう。どのIPが新作として登場するのか、正式発表を待ちたい。


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