注意
本記事は終始サイテーなシモネタが満載です。というかタイトルの時点で割と悪シュミな部類。そのため、もし「下ネタ断じて許さぬ慈悲は無い」という方が、なにかの間違いで本記事を開いてしまったのなら、精神衛生上まったくよろしくないので回れ右のブラウザバックを強くお勧めします。
また「生命誕生を愚弄するようなゲームは許さぬ慈悲は無い」という方におかれましても、心の平穏のためにブラウザバックして頂けたら幸いであります。
皆さん宜しいでしょうか。どうしても我慢ならない場合は、画面上部にいるスパくんの顔でもひっぱたいてホーム画面にお戻りください。
最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。
今回は個人デベロッパのFrank Bondietti III氏が手掛け、2021年10月24日、SteamにてPC(Windows)向けにリリースしたアクション精子シューティング『Spermicide』について生の内容をお届けしたいと思います。
『Spermicide』とは?
本作は、殺精子剤というタイトルそのものズバリ、迫りくる精子の猛攻から卵子を守る、または精子として猛り狂う防衛網を突破するアクションシューティング……ええ、もうなんというか、これ以上どう話題を広げたら良いんだよ!というレベルの出オチゲームです。
ゲーム開始30秒くらいですべてを悟り、あらかたのツッコミを経てから腰砕けに。リリースセール価格85円がいっそ清々しい気持ちにすらさせてくれます。ともあれ早速紹介してまいりましょう。
操作
操作系はコントローラーならびにキーボード&マウスに対応している本作。どちらも問題なく操作できましたが、個人的な好みとしては、咄嗟のエイムが反応しやすいという意味で、後者の方が遊びやすかった感覚です。ゲーム中、プレイヤーは、WASD移動とSpace射撃の移動砲台となり、迫りくる精子を撃破、または襲い掛かる卵子の防衛網を突破していきます。
本編開始
いや改めてタイトル画面のBGMセンス良いな。若干崩してあるタイトルのデザインが調子っぱずれな曲のリズムに合っていm……カーソル選択の効果音が『Shmups Skill Test シューティング技能検定』で聞いたことあるような音ですね……?
ともあれ、冒頭でも少し触れたように本作には2つのゲームモード、防衛サイドの「Spermicide」と攻撃サイドの「Be The Sperm」があります。また難易度はBaby ModeからEasy、Normal、Hardと経てRealisticへと至り、これらは最初からすべて解放されています。まずは一番簡単なBaby Modeを見ていきましょうか。
最低難易度:Baby Mode
さて始まりました「Spermicide」、ここから迫りくる精子を撃ち落として卵子を守っていきます。画面左上に並ぶのは、経過時間と残り精子の数。この難易度では100の精子がやってくるということですね。
開始直後の砲台は卵子正面にスタンバイしており、そこから自由に動いて迎撃を行います。連射が可能で、カラフルな曳光弾(?)も仕込まれているため、発射の度に画面はどんどんにぎやかになっていきます。
壁に当たると跳弾するので、それを利用して壁面間に弾幕をはることも可能。ただし間違いなく指が疲れるので、適宜アイテムを拾って対応すると良いでしょう。
アイテムはご覧のように、取得時に周囲の相手が爆発したり、
3-wayに射撃が増えたり、
一時的に連射スピードが上がったり、
移動スピードが加速したりとあります。
さて話を戻しますが、Baby Modeは特に大きなドラマもなく防衛に成功しました。
ここで画面が切り替わってメッセージが表示されるのですが、記事冒頭の注意書きを差し引いても、すれっすれのブラックジョークになりかねない感じだったのでモザイク処理。
最高難易度:Realistic
今度はRealisticをプレイしてみます。
画面左上の数字がおかしいことになっていますね……億を超える精子がいま、卵子に襲い掛からんとしています。
最初は画面の端からちょろちょろ来るだけかなと、これならSpaceキー連射でなんとかイケるかなと、そんな甘いこと考えてましたがそれはすぐに吹き飛びました。
やかましい!もう無理!さばききれない!……と、いうタイミングで画面が切り替わります。
また際どいメッセージが表示されていたので、割愛しつつ要約すると「精子が潜り込んでしまったのでよろしく対処してあげなさい」とのこと。
いま、精子が潜り込んでしまった卵子が人体の不思議であるトンネルをゴールに向かって、ゆっくりと右から左へと進んでいます。我々はこれを目的地到着前にシューティングで倒さねばなりません。
これはある意味ボス戦と捉えることもできましょう。この耐久値を削り切ってゼロにすればこちらの勝利。先ほどは億を超える数に圧倒されたものの、よく考えてみれば、このボス戦さえなんとかすればゲームクリアなんですよね。
他のモードを確認したのですが、EasyからHardまで順に、精子の数が300、500、5000と変化するくらいでボスの耐久値は同じでした……ということは、ゲームをクリアすることの難しさ自体はそれほど変わらないのかもしれません。
防衛戦だ、Be The Sperm
ゲームモードを変えて今度は攻め込む側に回りましょう。このモードでは精子になり、防衛線をかいくぐって卵子に到達すればゲームクリア。
こちらの七色に光る精子が私です。若干アンフェアなのが、相手側の防衛設備が充実していること。壁沿いに砲台がいくつも並び、卵子との距離が近づくほど攻撃が激しくなります。先ほど億超えを相手した時は絶望しましたよ!!
被弾すると画面左上にあるハートマーク(体力)が1つ減り、すべて無くなるとゲームオーバーになってしまいます。
そのためか、救済措置として道中には回復用のハートが落ちているので、積極的に取得すると良いでしょう。
ある意味で、被弾前提としつつハートを結ぶように卵子までのコースを取ると安全なのかもしれません。
無事にクリア。ちなみに別のプレイで、ある程度の数の精子を先に行かせて弾避けにしつつ、ゴール手前で突出して逃げ切るという作戦に出たところ、普通にこちらが負けました。
おわりに
いやー……サイテー(誉め言葉)。終始ブラックジョーク満載の本作は、途中から引きつった笑いになりつつもプレイ自体はしっかり遊べてしまったのがなんとも悔しい。
そもそも精子がここに至るまでに我々はシミュレーション、スポーツそしてシューティングとゲームジャンルを跨ってきました(?)。できることならこのままパスをつないでゴールまで届きたい、そういう願いを込めて遊ぶのも良いのかもしれませんね…………?
対応機種:PC(Windows)
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2021年10月24日
記事執筆時の著者プレイ時間:1.2時間(本当にすぐ終わるんですよ……)
価格:通常価格 100円、セール価格 85円(21年11月01日まで)