前編の記事では、2020年3月から始まった「ストリートファイターV(以下、スト5)が快適にプレイできる自作PCをなるべくコスト安で作る」(以下、5万円台スト5PC)という企画の振り返りと、PCでゲームをプレイする際に必要なアーケードコントローラー(アケコン)の選び方を見てきた。
この後編では、プロゲーマーなども愛用する上級モデル、本格モデルのオススメ製品を紹介する。なお、文中で出てくるタイプA/タイプBの表記についてはこちらのページを参照してほしい。
ゲーム周辺機機の老舗メーカーであるHORIが出している「リアルアーケード HAYABUSA」シリーズ、「ファイティングエッジ刃」シリーズが定番で、筆者も何台か所有している。
HAYABUSAシリーズが、ボタン配置的にはタイプAで、ファイティングエッジシリーズがタイプBになる。
HAYABUSAシリーズは、多様な家庭用ゲーム機の対応モデルがあり、現行機ではPS4/PS5/PC対応機や、Switch/PC対応機が用意されている。また、有名ゲームタイトルの発売に合わせてコラボモデルが定期的にリリースされるのも特徴で、そうした限定モデルでは天板のグラフィックデザインが、そのゲームのイメージ(キャラクター)イラストになっていることが多い。最近では「R-TYPE FINAL 2」とのコラボモデルが発売された。
ボタンのストロークを意図的に浅めに設定して入力遅延を抑えたり、充実の連射機能を搭載したりするなど、多機能かつ高機能なところがウリだ。ボタンやレバー入力の騒音を抑えた静音モデルの設定もある。
価格は15000円前後〜25000円前後くらいまでとなり、モデルによって価格幅はある。
ファイティングエッジシリーズは、使用中の“位置ずれ”を低減するためにボディー重量を約3.5kgと重くしたプロ志向のモデルになる。天板が広々としており、安定感も良好だ。ボディー手前がゆるい斜面になっていて、前腕や手首への“あたり”がマイルドなのも特徴だろう。レバー/ボタン操作が粗めでも、アケコン自体が浮くことがほとんどないのもうれしい。筆者はXbox 360版を所有している。価格は2万円前後だ。
続いては、海外製のアケコンを見ていこう。
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