インディーパブリッシャーのDevolver Digitalが『Enter the Gungeon』のDodge Rollなど4つのスタジオを傘下に収める
SIEによる投資も報道
インディーパブリッシャーのDevolver Digitalは株式公開企業になったとアナウンスした。あわせて、『Enter the Gungeon』で知られるDodge Rollなど4つのスタジオを傘下に収めたとも発表されている。
今回、Devolver Digital傘下になったと発表された4つのスタジオと代表作は以下の通り。
- Croteam(実際にDevolver Digitalに買収されたのは2020年10月のこと)
代表作:「Serious Sam」シリーズ、『The Talos Principle』 - Dodge Roll
代表作:『Enter the Gungeon』 - Nerial
代表作:『Reigns』、『Card Shark』 - FireFly Studios
代表作:「Stronghold」シリーズ
株式公開おめでとうございます!@DevolverDigital
今後も素晴らしいインディーズゲームの開発を応援しています💡 https://t.co/vD2Zv2aC6E — プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) November 5, 2021
Devolver Digitalは「ホットライン マイアミ」シリーズなど、良質なインディーゲームで知られるパブリッシャー。日本人クリエイター・もっぴんの『Downwell』をピックアップする、ジョークから『メタルウルフカオス』を復活させるなどのフットワークの軽さや、ジョークを交えた発表会などでも知られている。2021年も『Loop Hero』や『Inscryption』など、マニアックながらもゲーマーに高評価のインディータイトルをリリースし続けているのがDevolver Digitalだ。
海外メディアGamesIndustry.bizの記事によると、Devolver Digitalはロンドン証券取引所の新興企業向けとなるAIM(Alternative Investment Market)に上場したそうだ。同社は1億9000万ポンド(約300億円)を調達、評価額は6億9460万ポンド(約1060億円)になっているとのこと。これはロンドン証券取引所への上場を認められたアメリカ企業としては、時価総額で過去最大になっているらしい。記事ではSIEがDevolver Digitalに5%の投資をおこなうとも書いており、その関係でPlayStationの公式Twitterアカウントがお祝いのメッセージを送っているようだ(上記のツイート)。