宇宙シューティングRPG『CHORUS』大型アプデによりPC/Xbox版日本語対応。レイトレ対応にバランス調整も加わり、遊びやすく

 

Koch Mediaは3月16日、『CHORUS』アップデート1.6を配信開始した。同パッチにより、PC/Xbox版にて日本語が実装された。国内発売から1か月半の時を経て、ついに全機種にてゲームを日本語でプレイできるようになったわけだ。また1.6アップデートは映像表現も強化され、バランス調整も実施されている。


『CHORUS(コーラス)』は、シングルプレイ向け宇宙シューティングRPGだ。開発を手がけるのは、Deep Silver FISHLABS。『Galaxy on Fire』などを生み出してきたメーカーだ。本作では宇宙シューティングを作ってきたノウハウを活かし、より大規模な宇宙と物語が描かれる。

本作の主人公は、女性パイロットのナラだ。ナラには暗い過去があり、その贖罪をするために宇宙を冒険することに。立ちはだかるのは、カルト教団「サークル」とその指導者「グレート・プロフェット(偉大なる預言者)」。広大な銀河を旅しながら、人々を助けたり、あるいは戦いに介入したりしながら、愛機フォーセイクンを強化して、復讐の完遂を目指す。本作では、広大な宇宙のフィールドで宇宙船を操縦して移動し、イベントや戦闘が発生すればシームレスに戦いが繰り広げられる仕組み。なお本作は、探索も戦闘も基本的には宇宙船を介して展開される。出会いと戦いを重ねて、自らの目的を果たしていくのだ。


本作は昨年12月に海外版が発売。今年2月10日には日本語版が発売された。PS版には日本語が実装されていたものの、PC/Xbox版は当初日本語対応されず。開発会社側パッチ適用にトラブルがあるとして実装が延期された。3月中旬のアップデートにPC/Xbox版で日本語を実装すると告知しており、はれて本日、『CHORUS』が全機種にて日本語で遊べるようになった。

なお1.6アップデートでは、日本語追加以外にもさまざまな機能や調整が追加されている。パッチノートによると、まずPC/PS5/Xbox One Series Xではレイトレーシングをサポート。美しい反射表現でゲームを楽しめる。なおレイトレーシングをオンの場合、30fpsの4Kベースの動的解像度になるそうだ。PCにおいてはNVIDIAのDLAAをサポートしたとのこと。


操作面についても新たなサポートあり。PS5版についてはフォーセイクンで銃撃時にDualSenseでアダプティブトリガーの重みを感じられるようになったそうだ。またPCにおいては、HOTASと呼ばれるいわゆるフライトコントローラー群に対応。さらに没入した操作が楽しめるだろう。

ゲーム内のバランスも調整されている。序盤における特定の連続破壊系ギミックの制限時間が緩和されたほか、フォーセイクンの衝突ダメージが全体的に緩和。また“最初のボス”において、回復や時間面で複数の救済措置が用意されるなど、より遊びやすくするための調整が目立つ。日本語実装だけでなく、映像や操作のオプションも追加され、バランス調整も実施されており、遊びやすくなったといえるだろう。Steamでは25%オフのセールも実施されており、このタイミングでゲームを始めてみるのもいいかもしれない。

『CHORUS』は、PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。各プラットフォームでは体験版も配信されている。