「DCS: Mirage F-1」の販売スタート。一世を風靡したマルチロール機，ミラージュF1が“DCS World”に参戦

　Eagle Dynamicsが展開中のコンバットフライトシミュレータ「DCS World」の機体モジュールとして「DCS: Mirage F-1」がリリースされた。公式eショップでは79.99ドル，Steamの「DCS World Steam Edition」向けの「DCS: Mirage F1」は1万1045円だが，どちらもリリースを記念した20％オフのセールが行われている。

「DCS World」公式サイト

「DCS: Mirage F-1」製品紹介ページ

　サードパーティのAergesが開発した「DCS: Mirage F-1」は，フランス空軍が1973年に運用を開始した戦闘機，ミラージュF1をモデリングしたものだ。ミラージュと聞くと無尾翼のデルタ翼機を思い浮かべる人も多いかもしれないが，ミラージュF1は主に価格面での理由から後退翼と水平尾翼を持ったオーソドックスな設計が採用されている。フランスのほか，スペインや南アフリカなどでも採用されたベストセラー機で，フランス空軍向けを含めて約740機が生産されたという。


　Aergesによれば，「Mirage F-1」では1970年代の第3世代戦闘機が備えていた飛行制御システムやナビゲーションシステムを体験できるが，現用機に比べてコンピュータによる支援が少ないため，操縦には慎重さが求められるとのこと。実物のミラージュF1の設計図とレーザースキャンを基にした高品質のモデルとアニメーションが再現されており，サウンドも実機から採録しているという。


　「DCS: Mirage F-1」ステータスは現段階でアーリーアクセスで，Aergesは今後，開発をさらに進めて，ミラージュF1EEやミラージュF1BEなどのバリエーションも予定しているとのこと。
　単発で小柄，敏捷なミラージュF1は，飛ばすのが楽しそうな機体。気になる人は購入を考えてみよう。