弾幕STG『弾幕月曜日』Steam版9月12日配信へ。自機を強化してステージに挑む、“初心者歓迎”なスマホからの移植作

 

国内の個人ゲーム開発者Masayuki Ito氏は9月5日、『弾幕月曜日(Bullet Hell Monday)』Steam版を9月12日に発売すると発表した。価格は税込1200円。2016年にスマートフォン向けにリリースされた作品の、PC向け移植版となる。

『弾幕月曜日』は、ステージ選択制のゲームモードを搭載し、初心者歓迎を謳う縦スクロールの弾幕STGだ。本作では、ゲームを開始すると画面上に敵が出現し、プレイヤーへ向かって襲いかかってくる。プレイヤーは、敵の攻撃に被弾するとやられてしまうので、移動によって攻撃を回避。ショットを当てて敵を倒し、ボムによる強力な攻撃や弾消しを活用しながら、ボスの撃破などによるステージクリアが目標となる。ここまではオーソドックスなSTGのシステムそのものだ。

ただし、本作のチャプターモードにおいては、ステージ選択制と自機の強化システムが搭載されている。チャプターモードでは、プレイヤーはゲーム開始時に挑戦するステージを選択し、短い構成のステージを攻略する。各ステージにはミッションが用意されており、ノーミスでのクリアや敵の撃破率達成など、ミッションの達成ポイントが一定に達すると次のステージが解放。ミッション達成によって、自機の強化に使うポイントも獲得可能で、恒久的な自機の強化と短いステージへの挑戦を繰り返していく。STGのシステムはそのままに、ステージ選択制や1ステージあたりのプレイの手軽さ、自機の強化などによって、初心者にも遊びやすいゲームになっているのだろう。


一方、本作にはSTGプレイヤー向けのゲームモードも用意されている。チャレンジモードでは、チャプターモードのステージを繋げたような長いステージに挑戦。ミッションや恒久的な自機の強化はなく、4段階の難易度でアーケードスタイルの本格的な弾幕STGが展開されるという。スマートフォン版においてチャレンジモードは、チャプターモードをある程度進めるとプレイ可能となっていた。もう一つのエンドレスモードでは、残機1の状態でゲームがスタートし、長時間の生存を目指す。自機がやられるまでゲームは続き、長く生き残るほどに難易度が上昇。どこまで弾幕に耐えられるかを競うモードとなっている。


本作を開発しているのは、国内の個人ゲーム開発者Masayuki Ito氏だ。過去作としては、『.Decluster』や『弾幕月曜日』シリーズなど、スマートフォン向けにSTGをリリースしてきた。プレスリリースによると、『弾幕月曜日』は100万ダウンロードを突破しているそうだ。

本作『弾幕月曜日』Steam版は、2016年よりスマートフォン向けに配信されてきた『弾幕月曜日』の移植版となる。オリジナル『弾幕月曜日』はタップ操作だったが、Steam版においてはパッドとキーボード操作に対応。マウス操作も可能であり、マウスではスマートフォン版の操作に似た感覚でプレイできるという。またMasayuki Ito氏のツイートによると、『弾幕月曜日』Steam版は、『弾幕月曜日終章』のグラフィックをベースに開発されているようだ。

『弾幕月曜日』Steamは、9月12日に税込1200円で配信開始予定。オリジナルサウンドトラックも、Steamにて同時発売が予定されている。またオリジナルの『弾幕月曜日』は、iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。