団結ローグライクアクション『いっき団結』Steamにて好調スタート。百姓ら集まるも、難易度調整に課題も残す


サンソフト(サン電子株式会社)は2月15日、団結ローグライクアクションゲーム『いっき団結』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、現在40%オフの888円で販売中。本作はSteam同時接続プレイヤー数ベースで、なかなか好調なスタートを見せているようだ。

『いっき団結』は1985年にアーケードで稼働し、後にファミコンなどにも移植された『いっき』がベースとなる作品。“伝説のクソゲー”とさえ呼ばれたアイコニックな同作を、現代向けに最大16人協力ローグライクアクションとして蘇らせた作品だ。

『いっき団結』では、シングルプレイまたは最大16人でのオンライン協力プレイに対応。ジョイスティックを基本としたシンプル操作でプレイ可能だ。攻撃ボタンの入力は必要なく、自動的に攻撃が発動。巧みな位置取りで敵を倒していこう。目指すのは、16人全員が合流しての打倒悪代官だ。シンプルなビジュアルながら、立ち回りが重要になる協力アクションゲームとなっている。


そんな本作は、2月15日に発売。週末にかけてSteamでは、ピーク時同時接続者数が3500人近くを記録することとなった(SteamDB)。「一揆はたった2人でするものではない」などと揶揄された作品『いっき』のカムバックとしては、多くの人々が集結している印象だ。

一方で、本作のSteamユーザーレビューはリリース直後に賛否が割れることとなった。多人数協力で派手なバトルを繰り広げられるコンセプトは評価される一方、難易度調整が高すぎるとする指摘が散見。「団結させてくれ」「一揆は16人でも無茶」との意見が見られる。また、不具合を指摘するユーザーの声も寄せられ、一時は「賛否両論」ステータスとなっていた。

なお、本稿執筆時点ではSteamユーザーレビューは331件中76%が好評とする「やや好評」ステータスとなっている。高めの難易度調整を好むユーザーの声が増加傾向にあるようだ。ただし、好評レビューにおいても、シングルまたは16人以下でプレイ時における難易度調整を求める声などが目立つ。今後のバランス調整などに向けて課題が残っている様子だ。なお、不具合については、開発元が修正パッチ配信対応を続けているようである。


『いっき団結』はPC(Steam)向けに現在配信中。2月21日10時までは、40%オフの888円で購入できるとのことだ。