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名作Flashゲーム『マテリアルスナイパー』復活、同作者の『艦砲射撃』に続いてHTML5版が公開。Adobe Flash Playerの終了で非公開となっていた人気作がChromeで遊べるように

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 個人ゲーム開発者の「TANAKA U」氏は4月8日(土)、『マテリアルスナイパー』をHTML5に対応させて再公開した。本作はPCのChromeブラウザ専用と位置づけられている。

 『マテリアルスナイパー』は、もともとTANAKA U氏が2008年ごろに発表したFlashゲーム。2020年末のAdobe Flash Player終了にともなって公開が停止されていたが、このたび「swf2js」と呼ばれるライブラリを使用してHTML5に変換。現行の標準ブラウザでも遊べる形となって復活を遂げた次第である。

 なお、TANAKA U氏の作品としては『艦砲射撃!』もHTML5に対応して公開されている。いずれも同氏の運営するウェブサイト「NEXTFRAME」でプレイ可能だ。

 『マテリアルスナイパー』ではプレイヤーはスナイパー「アイリス」(通称:スナ子)を操作し、ターゲットをマウスで狙って射撃していく。基本的には目標を狙ってクリックするというシンプルなゲーム性ながら、照準のブレや着弾までの時間差、さらには風などさまざまな要素が狙撃に影響を与えるため、冷静かつ丁寧な操作が求められる作品となっている。

 なお、プレイ前には「まずPCの音量を下げてください」とのアナウンスが行われているが、これはエミュレーターの関係で音量調節が動作しないことが原因だったそうだ。4月9日(日)時点で音量の強制調整機能が導入されてボリュームは絞られているが、もともと音量の大きい作品だったとのことなので、プレイ環境にあわせて慎重にセッティングすると良いだろう。

 またゲームが停止する、リロードが終わらない、ステージ3で止まるなどの不具合をすでにTANAKA U氏側で確認しているとのこと。Twitter上ではバグ報告も受け付けてはいるものの、エミュレーター動作の都合もあり、すべてを直すことは難しいそうだ。

名作Flashゲーム『マテリアルスナイパー』復活1
(画像はNEXTFRAME『マテリアルスナイパー』より)

 『マテリアルスナイパー』HTML5版はTANAKA U氏の運営するウェブサイト「NEXTFRAME」で公開中。記事執筆時点ではPCのChromeブラウザ専用とされており、他のブラウザやスマートフォンからのプレイには対応していない。当時からのプレイヤーの方はもちろん、初めて遊ぶという方もぜひ触れてみてはいかがだろうか。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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