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PS4で配信予定の「東方」同人ゲームに対し、グレフが『旋光の輪舞』のライセンスを許諾

グレフとメディアスケープは、グレフが商標権・著作権を所有する『旋光の輪舞』に関し、ライセンス許諾契約を締結したことを発表しました。

ゲームビジネス 開発
グレフとメディアスケープは、グレフが商標権・著作権を所有する『旋光の輪舞』に関し、ライセンス許諾契約を締結したことを発表しました。

以前にメディアスケープは、PS4/PS Vitaにて同人ゲームをリリースする「Play,Doujin!」というプロジェクトを立ち上げました。そのプロジェクトでは、「東方Project」の同人ゲームなどが登場することになっているのですが、そのうちの一つである『幻想の輪舞』のテーマが、グレフの『旋光の輪舞』の商標権ならびに著作権を侵害していることが発覚しました。

同人ゲームにおいては、ファン活動として既存のゲームタイトルに類似した作品が登場することもままあり、「Play,Doujin!」で登場するタイトルや、それ以外の作品も例外ではありません。『幻想の輪舞』においては、タイトルはもちろんゲームシステムにも類似が見られます。

そのため、グレフはメディアスケープ窓口に通告。『幻想の輪舞』テーマは配信停止措置が行われ、両社で協議が行われた結果、同人ソフトとして発売済みのPC版『幻想の輪舞』を廃盤にすることにより、PlayStationプラットフォーム上で『幻想の輪舞』の配信が行えるよう、ライセンス許諾契約が締結されることになりました。

また、グレフ公式ブログによると、グレフの代表取締役社長である丸山博幸氏は、以前から同タイトルが同人ソフトとして発売されていることを認識しており、その段階では個人のファン活動として行われているため黙認していたとのこと。しかし、今回は法人としての活動であったため、メディアスケープ側に連絡を行うことになりました。

丸山氏は、「Play,Doujin!」がグレーなアマチュア活動をプロへ変える登竜門的なものになりうる企画だと考え、それを応援するため権利関係をクリアにする先例になろうと考えたとのこと。

なお、グレフはメディアスケープが通告後速やかに配信停止を行ったこと、『旋光の輪舞』の権利を全面的に認め謝罪を行ったことなどを踏まえ、その姿勢を高く評価。「Play,Doujin!」プロジェクトに理解と共感を示す形で、ライセンス許諾を締結することに同意しました。
《すしし》
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