“エムツー ショット トリガーズ”の新タイトルが発表

 2017年4月29日、東京・ベルサール秋葉原にて開催された“ケイブ祭り2017 ドキドキ ケイブの入学式~先生も胸ふくらむ春!~”。すでに速報でお伝えしたように、そこで行われた『弾銃フィーバロン』トークショーにて、エムツー ショット トリガーズの新作として、『ケツイ ~絆地獄たち~』(以下、『ケツイ』)、『フィーバロン学園(仮)』が発表となった。ここでは、なぜこのタイトルが選ばれたのかを、ステージの詳細リポート、そして開発スタッフへの直撃インタビューにてお届けする。

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エムツー ショット トリガーズ” 最新ラインアップは『ケツイ』と『フィーバロン学園』

 ステージはまず、同会場にて行われた『弾銃フィーバロン』のスコアアタック大会の優勝者表彰式からスタート。のべ100人にもおよぶ参加者が“フィーバーモード”のタイムアタックで腕を競った中、見事優勝に輝いたのは、7,426,096点というオドロキのスコア(なんと2位と3倍差!)を叩き出したYOKさん。ステージに呼び込まれたYOKさんには、エムツー堀井直樹社長から金メダルとTシャツが贈られた。

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▲ステージに先立って行われた『弾銃フィーバロン』スコアアタック大会の様子。先日配信されたばかりとは思えないほどのハイスコアがバンバン叩き出されていった。

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▲優勝したYOKさん、2位のK.Hさん、3位のエタさんには、堀井氏からこのイベントのために制作された特注のメダルが贈呈された。
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▲現時点でのオンラインランキングにおいてもトップランクのスコアを叩き出したYOKさん。「ボンバーを使うポイントと、地上に隠れている隠しオブジェクトを出現させることが鍵」と勝因を語ると、短時間でのシステム理解ぶりに開発者は舌を巻いていた。

 続いての関係者によるトークショーで発表となったのが、エムツー ショットトリガーズの新ラインアップとなる『ケツイ』と『フィーバロン学園(仮)』。内容は速報のとおりだが、会場では前者では「おおっ」、後者では「おおっ!?」というどよめきがあったことを付け加えておきたい。

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▲暴走上等のトークをくり広げた(手前左から)エムツー堀井氏、エムツー久保田和樹氏、(奥左から)ケイブ経営企画部長の小倉 大氏、エムツー広報の澤 和弘氏。

エムツー ショット トリガーズのスタッフに直撃!

 ステージを終えたばかりのエグゼクティブプロデューサーの堀井直樹氏と、『弾銃フィーバロン』ディレクターの久保田和樹氏に緊急インタビューを敢行。新たに『ケツイ』を選んだ経緯、そして謎だらけの新タイトル『フィーバロン学園(仮)』について詳しく聞いた。

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▲エムツー代表取締役の堀井氏(左)と『弾銃フィーバロン』ディレクターの久保田氏。

――まず『ケツイ』をラインアップに選んだ経緯をお聞かせください。

堀井 ひと言で言うと、ケイブさんとの相談の上です。我々としては、縦ばかりではなく横画面のゲームも欲しいなとか、制限を設けずいろいろと検討をしていました。その中ですでに社内で移植の研究が進んでいて、中でももっとも再現度が高いもの数本に絞り込みました。その上でケイブさんから「ファンが期待しているよ」というプッシュもあり、『ケツイ』に決定しました。

――『ケツイ』は確かに根強いファンがいます。

堀井 「一番怖いよ」とは言われているので、緊張感を持ってがんばります。再現度はもちろんなのですけど、初心者向けモードや追加のアレンジモードをどのようか形にするかはこれから練っていきます。皆さんの意見をできるだけ取り入れたいし、発売後も手を加えていきたいです。

――シリーズナンバーとしては、『弾銃フィーバロン』のつぎの第3弾となるのでしょうか?

堀井 並行して動いているエムツー ショット トリガーズのプロジェクトはあるので、『ケツイ』がつぎのタイトルになるかはまだ未定です。あくまで第3弾以降、ということですね。

――わかりました。さて、発表と同時に会場がどよめいた『フィーバロン学園(仮)』ですが。

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堀井 きっかけは、去年のケイブ祭りでショットトリガーズ版『弾銃フィーバロン』の発売を発表したときですね。

久保田 会場で「どんなモードが欲しい?」と聞いたら生配信のコメントに「ブルマモード!」という多数の書き込みがありまして(笑)。

堀井 若いお客さんからのご意見だったので、これは真摯に対応せねばなるまい、と。イベントの舞台を下りて秋葉原の街を練り歩きながら「ブルマ、ブルマ」とつぶやきながら考えを巡らせていたところ、ブルマといったら学園だろうという境地にたどり着きました。まさか今年のケイブ祭りが“学園”だとは思ってもいなかったので、これはもうなるべくしてなったということですね!

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▲アドベンチャー+シューティングという誰もが想像だにしなかった路線に踏み出す『フィーバロン学園(仮)』。“フィーバロン道”とはなんなのか!?

――画面からはまったく想像がつきませんが、どんなゲームになるのでしょうか?

堀井 見た目ノベルゲームなんですけど、エムツー ショット トリガーズの一作です!

久保田 題材が『弾銃フィーバロン』なので、そこから外れることはないと思います。すでに開発のノウハウはあるので、それを活かした“なにか”が入ってくるのは確実です。

――とはいえ、公開されたかわいらしい画像と『弾銃フィーバロン』とが、まっっったく結びつきません。たとえば、ジャンルはどうなるのでしょう?

久保田 アドベンチャーなのかシューティングなのか……ひと言ではきっと片付けられないなにかになるのでは。

堀井 アクションRPGといった複合ジャンルもあるので、『フィーバロン学園(仮)』がひとつのスタイルになれることを目指します。

――たくさんに登場人物も気になります。

久保田 メインキャラクターはステージでもお話しましたが、『弾銃フィーバロン』のタイプA、B、C、魚太郎の自機をモチーフにしています。そのほかにもいろんなキャラクターが出てきますが、いまはまだスクリーンショットを見ていろいろと想像していただければ。ゲーム内容については、もうプロデューサーの松下にバトンが渡っているので、機会を改めてお話できればと思っています。

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▲『フィーバロン学園(仮)』のプロデューサーは松下佳靖氏、ディレクターは長谷川 悟氏と、ともに『ティンクルスタースプライツ』『どきどき魔女神判!』を手がけた布陣。ゲームのテイストが見えてきそう?

――わかりました。では、発売方式や発売時期はどうなるのでしょうか?

堀井 当初は『弾銃フィーバロン』のDLCとして考えていたのですが、予想していたよりも規模が大きくなったので、現状だとスピンオフ作品としてのリリースも一応視野には入れています。パッケージなのか、配信なのか、どういう形態が適しているのかはこれから検討していきますが、いろいろとやりたいことは腹案としてあります。

――ありがとうございました。また改めてお話を聞かせてください!

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 なお、秋葉原のゲームセンターHeyでは、プレイステーション4で配信中の『弾銃フィーバロン』FEVERモードが遊べるバージョンを5月4日までの期間限定で特別稼動中だ。FEVERモードがどんな内容か気になる人はもちろん、このモードをゲームセンターでプレイできるチャンスは今しかないので、シューティングゲームファンはぜひ足を運んでみよう。

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▲Heyで期間限定稼動中のエムツー ショット トリガーズ版『弾銃フィーバロン』。撮影時はケイブ祭り2017の直後なだけに、プレイ待ちがでるほどの人気ぶりとなった。
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▲4月28日からスタートしたこの試みだが、筐体の上部にはしれっと『フィーバロン学園(仮)』のキャラクターのポップが。実は、エムツーらしいサプライズだったというワケ。

幅広いファン層で大いに賑わったケイブ祭り2017の模様をミニリポート

 イベント本体であるケイブ祭り2017は、『ゴ魔乙』の愛称で知られるスマートフォン向け人気シューティング『ゴシックは魔法乙女 ~さっさと契約しなさい~』の最新情報を中心に、キャラクターグッズの物販や懐かしのアーケードタイトルの試遊、VRタイトル『A.I am Monster』の体験プレイが可能など、充実の内容。アーケードファンから『ゴ魔乙』まで、幅広い年齢層のケイブファン(中には女性ファンの姿も)が集い、大盛況となった。

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▲IKDことケイブ・池田恒基氏の等身大フィギュアがお出迎えしたイベント会場。写真のとおり、大勢の来場者で賑わった。
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▲大人気の『ゴ魔乙』ステージでは『ローゼンメイデン』や『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』とのコラボ、新章となる“学園編”のスタートといったさまざまなアナウンスが。
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▲『怒首領蜂』、『デススマイルズ ケイブ祭りver.』、『怒首領蜂最大往生』が無料プレイできたアーケードコーナー(左)。巨大女子高生となって街を破壊するVRゲーム『A.I am Monster』(右)の試遊も。

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