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香川県、ゲーム依存症対策にプレイ時間制限を検討。高校生以下は1日1時間制限に

1月9日 判明

 1月9日、香川県議会が、ゲームやインターネットの依存症の対策に関する条例の素案に、高校生以下の子どもを対象としたゲームなどの利用制限を盛り込むことがわかった。

 NHKの報道によれば、香川県議会はゲームやインターネットの依存症対策を盛り込んだ条例の制定を目指しているという。ゲームの利用などについて素案には、高校生以下の子どもを対象に1日あたり平日60分、休日90分に制限するとともに、高校生は夜10時、幼児を含む中学生以下の子どもは夜9時以降の利用を制限することが盛り込まれるとのこと。また、利用制限にはいずれも罰則規定はないが、子どもたちに守らせることを保護者や学校の責務として明記するという。

 県議会は本日1月10日に開く委員会で素案を協議した後、県民からのパブリックコメントを募ったうえで、来月開く定例の本会議に条例案を提出する方針とのこと。

 なお、香川県議会は12月18日、「eスポーツの活性化に対して慎重な取組みを求める意見書」を提出している。意見書では、eスポーツの盛り上がりに触れている一方で、選手感の競争心を煽るeスポーツの過熱化は依存症などの症状を助長することが懸念されていると説明している。また、その対策が急務であるとしており、上記の利用制限に至ったということだろう。

香川県議会のホームページ