2023年4月30日、東京・コナミクリエイティブセンター銀座2階にて開催されたインディーゲーム展示・即売会Indie Games Connect 2023。コナミデジタルエンタテインメントが主催する本イベントは、出展エリア60ブース、サポーターエリア8ブースがひしめく活気に溢れるイベントとなった。プレイヤブル出展された約90タイトルの中から、取材陣が見つけた気になるタイトルをピックアップ。

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 シニアゲーマーがグッとくるタイトルラインアップに定評があるメビウス。今回は、すでにさまざまなイベントで出展されているオリジナルタイトル『宵祓い探偵ミアズマブレイカー』とともに、『鋼鉄帝国-STEEL EMPIRE-クロニクル』のNintendo Switch版を初出展した。

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 1992年にホット・ビィがリリースしたメガドライブ用ソフト『鋼鉄帝国』、2004年にスターフィッシュがリリースした同タイトルのゲームボーイアドバンス移植版に、1991年にホット・ビィがリリースしたファミコン用ソフト『オーバーホライゾン』を加えた、計3タイトルの2D横スクロールシューティングゲームの詰め合わせとなる本作。オリジナルのパッケージソフトがいずれもプレミア価格で取引されている稀少タイトルを現行ハード対応のソフトとして入手&プレイできるというだけで、十分に価値がある。

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プレイフィールがメガドライブ版そのものの『鋼鉄帝国』。出現する敵などが異なるゲームボーイアドバンス版との比較も簡単にできるのが、シニアゲーマーにとっては嬉しい。
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『オーバーホライゾン』は、鮮やかなグラフィックととっつきやすい難度に定評があるファミコン用シューティングゲーム。知名度はいまひとつながら、ショット方向の前後切り替えシステムが『鋼鉄帝国』に先がけて採用されているなど、いま改めてプレイする意義のあるタイトルと言える。Nintendo Switch版では独自のキーコンフィグができたり、無制限にリワインド(プレイ経過の巻き戻し&再開)できたりといった便利機能が追加されている。

 今回プレイヤブル出展されたのは海外版で、国内のリリース時期は「現時点では未定」(メビウス)とのこと。せっかくお披露目したのにやっぱり発売されません、ということはないはずなので(きっと!)、ファンは正式な発表を気長に待とう。

メビウス公式サイト