2023年9月21日（木）～24日（日）に、千葉家・幕張メッセ国際展示場で開催される“東京ゲームショウ2023”（TGS2023。※9月21日、22日はビジネスデー）。
会場でひときわ気になるタイトルのひとつと言えば……なんといってもKOHACHISTUDIOの『Black Finger JET（仮）』。ご存じの通り同作は、アイレム『R-TYPE』（1987年）やSNK『メタルスラッグ』（1996年）といった数々のタイトルに携わってきたスタッフが再結集して開発中のアクションゲーム。“『メタルスラッグ』の精神的続編”として注目を集める一作だ。
『Black Finger JET（仮）』開発の経緯などは、ファミ通ドットコムのインタビュー記事でご確認されたし。
東京ゲームショウ2023の会場では、本作のプレイ動画が世界初公開されており、さらにベテランクリエイターの皆さんが、ブースに立って来場者に対応してくれるのだ。何とも熱いおもてなしに感動した記者は、無事初日を終えた皆さんに、お話をうかがってみた。
■石黒しなの氏（KOHACHISTUDIO代表。本作ではディレクターを担当）
実際始まるまでは、お客さんが来てくださるか不安で、とてもプレッシャーを抱えていたのですが、非常に多くの方に見ていただけて、ポジティブなご感想もいただけました。「よかった」と、胸をなでおろしている状態です。
23日、24日の一般日も、もっとたくさんの方に見ていただきたいので、動画を見やすい環境を作るよう、一生懸命がんばっていきたいです。
■みいはあ氏（本作ではプロデューサーを担当）
東京ゲームショウ2023初日を終えた感想は、ひとことで言うと“熱い”です（※）。ですが、ゲームはもっと熱いです。初日を迎えるにあたっては、「閑散としていたらどうするかな」と思っていたのですが、予想を超えるお客さんがいらっしゃってくださって、とりあえずはよかったなと。
2日目以降も、できるだけ来ていただけたらうれしいです。積極的にこちらからもお声かけさせていただきます！ クリアーファイルも用意していますので、ぜひお越しください。どんどん話しかけてください！
■HIYA!氏（本作では、音作り全体を包括したプロデュースを担当）
（イベントに参加するのが）すごく久しぶりで、さらにインディーゲームとして参加するのは初めてだったので、どうなるのかなと思っていたのですが、他社さんや自社ブースを見ても、インディーの熱気を肌で感じられて、すごく楽しく過ごしています。
同世代の方にも多数来ていただけて、私も含め長年この業界で活動している方が多いのですが、同じ業界で、活動を続けているというのは、むしろこの年になると微笑ましい感じがします（笑）。「お互いにまだまだがんばろうね」というような会話になりました。仲間ですね。
私はサウンドプロデュースなので、ぜひ画面の近くまできてしっかり音も聴いてください。会場ではさすがにそんなに爆音で鳴らすわけにもいかないので、ぜひともブースの前までお越しになって、聴いていただければと思います。ライブハウスでいうところの柵のところですね（笑）。
■Kuichin氏（本作では、ドット製作、キャラクターの動作などを担当）
『Black Finger JET（仮）』に関しては、古参のファンの方が大勢いらっしゃったのですが、一方で、20代のファンの方も来てくださって、「『メタルスラッグ』は小さいころに遊んでいて、ものすごく好きです」と話してくださる方もいらっしゃって、自分が若いときにした仕事を喜んでくれる方がいてくれるのは、すごくうれしい思いがします。
ショウ自体には、私も数十年ぶりに参加したのですが、本日は、アイレム社に同期入社したふたりと30年ぶりに会えました。それぞれ大阪と東京に分かれていたので、なかなか会う機会がなかったのですが、顔を見た瞬間にわかりました。会社の同期ってちょっと違うのかなと。ものすごくうれしかったです。こういう体験ができたのも、参加したからじゃないかなと思います。
明日以降の皆様のご来場をお待ちしております！
■HAMACHAN氏（本作では、プログラマーとして参加）
思ったよりたくさんの人が来ていただいて、期待をすごく感じます。「協力したい」という申し出をしてくださる方もたくさんいまして、それだけ注目度が大きかったということで、責任を感じています。昔の仲間たちも同窓会のようにきてくれて、お互い生存確認をしたりしました（笑）。「20数年ぶりに会うね！」という人もいて、やってよかったなと思いますし、「ゲームをゴールまでちゃんと作って、届けないといけないな」という使命を感じた初日でした。
会期中はたくさんのお客さんの来場をお待ちしています！ 僕はプログラム担当なので、画面作りや技術的にどうしているかということは、言える範囲でお話しさせていただきますので、興味がある人はぜ動画を見て、「ここをどうしているんだろう？」と聞いてみてください。
ちなみに、会場で世界初効果された『Black Finger JET（仮）』は、諸般の事情によりしばらくは動画配信サービスなどではアップされないとのこと。気になる方は、会場まで足を運んでご確認されたし。
